Java Silverの資格取得を目指す上で大切になるのが、過去問による試験対策です。
本記事では、Java Silver資格の取得に初めて挑戦される方向けに、試験の概要から過去問での試験対策方法についてご紹介していきます。
Java Silverの資格取得には、試験概要を正確に把握した上で効率的な試験対策を行うことが大切です。
まずは基本的な情報について確認しておきましょう。
Contents
Javaシルバー資格に過去問集の書籍がないが「黒本」が過去問みたいなもの
インターネット上で調査したところ、Javaシルバー資格対策の書籍は過去問集について書籍は見つけることができませんでした。
過去問集が存在しない理由としては、「過去問」として試験内容が公表されていないことによります。
過去問が公表されていない理由としてはおそらくJavaシルバー資格試験が随時実施されことなどに要因があるのではと推測されます。
そのためおすすめ教材として見かけるのが以下の教材に限られ、「過去問集」といったものが紹介されていないと思われます。
黒本「徹底攻略Java SE 11 Silver問題集」が最も過去問に近い
私も実際にJavaシルバーの学習した経験から、おすすめされる教材として「徹底攻略Java SE 11 Silver問題集」が最も過去問に近い形になります。
過去問に取り組むメリットとしては、過去問は本番の試験と似たような問題構成(※試験によっては全く同じ問題を出される試験もあります。)を把握できて、求められる知識をピンポイントで学ぶことができるからです。
むしろほぼ同じ問題もありました。以下のような情報もあり、試験に合格することを目標にするのであれば、「黒本」で学習することをオススメします。
Javaに限らず型について、オブジェクト指向についての基本的なことがわかっていれば
黒本(徹底攻略Java SE 11 Silver問題集)だけで問題なし。
全体を2周、12章と13章の総仕上げ問題を3周(9割回答できるくらいまで仕上げる)すればOK!
実際のテストにほぼ同じ問題が何問もでます笑
引用元:[資格] [Java] Oracle Java SE11 Silver 認定資格 対策・勉強法 ■結論:黒本だけでOK■ – 1分技術ブログ (hatenablog.com)評判通り、後述する黒本の内容がほぼそのまま出題されている問題も多かったため、隅々まで解きつつ
それらの正解・不正解の理由を頭に入れておけば普通に受かると思われる
引用元:Java Silver に落ちた(泣) – Qiita
「黒本」の問題を解けるようになっていけば、得点力も上がることや、ほぼ同じ問題が何問も出題されることから、「黒本」は「過去問」の代用可能になるので、今まで「過去問」を攻略して資格試験に合格してきた方であれば、「黒本」で合格を勝ち取ることができると思います。
資格試験対策に掛かる過去問演習の有効性
資格試験の攻略には、「過去問」が大切と言われます。
実際に、情報通信の国家資格である、「基本情報技術者試験」では7割も出題されるようです。
【午前問題】は過去問の出題率 70%
以下は、平成 29 年度 春期試験 の午前問題の中に、過去の試験(現在の試験制度になった平成 21 年度 春期以降の試験)と同じテーマの問題が出題された回数を、独自に集計したものです。
どの分野でも、過去の試験と同じテーマの問題が数多く出題されていて、午前試験全体の 70 %にもなっています。
このことからわかるように、 午前問題の学習は、とにかくとにかく過去問題を数多くこなすことが重要 です。
引用元:午前問題と午後問題の学習方法の違い | 基本情報技術者試験 受験ナビ (seplus.jp)
,また、基本情報技術者試験の上位資格に当たる「応用情報技術者試験」においても過去問から高い出題率を占めます。
80問のうち半分にあたる40問前後は、以前に何らかの試験で出題された問題をそのまま流用していることがわかります。上記の集計数に加えて、毎回、高度区分の午前Ⅱの過去問7~8問程度が含まれています。
上記資格の合格基準が「60%以上」とのことから、過去問の問題を解いていけば、合格する可能性が大幅に上昇することが分かります。
Java Silver資格の試験概要から考える「黒本」の有効性
最新版の試験名は「Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 」です。
- 前提資格: なし⇒ブロンズの合格が必要なく、シルバーから受験可能です(※上位資格のゴールドはシルバーを取得していることが前提となります。)
- 出題形式: 選択問題
- 試験時間: 180分
- 出題数: 80問
- 合格ライン: 63%
- 受験料: 32,340円(税込)
<試験内容チェックリスト>
Javaテクノロジと開発環境についての理解
Javaテクノロジと開発環境
mainメソッドを持つ実行可能なJavaプログラムの作成
変数の宣言および初期化 (基本データ型のキャストとプロモーションを含む)
演算子の使用 (演算子の優先順位を変更するための括弧の使用を含む)
配列の操作
クラスの宣言とインスタンスの使用
メソッドの作成と使用
カプセル化の適用
継承による実装の再利用
インタフェースによる抽象化
例外処理
モジュール・システム
黒本では、「上記チェックリストの内容を網羅した本の構成となっております。」
▼目次▼
第01章簡単なJavaプログラムの作成
第02章Javaの基本データ型と文字列操作
第03章演算子と判定構造
第04章制御構造
第05章配列の操作
第06章インスタンスとメソッド
第07章クラスの継承、インタフェース、抽象クラス
第08章関数型インタフェース、ラムダ式
第09章API
第10章例外処理
第11章モジュールシステム
第12章総仕上げ問題1
第13章総仕上げ問題2
引用元:徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応 | 志賀 澄人, 株式会社ソキウス・ジャパン |本 | 通販 | Amazon
チェックリストに関する内容は1章から11章までで学ぶことができ、第12章、13章は総仕上げ問題とありますが、模擬試験となっており、2回分となっています。
前述の口コミからほぼ同じような問題も何題も出題されるので、書籍の内容を繰り返して身につけていくうちに、本試験の問題も解けるようになります。そもそも問題数が340問収録されており、さらにJavaシルバーの対策本、「ほぼ同じような問題も何題も出題される」ということは、黒本の出版社も試験問題を研究して、書籍を作成しているので「必然」とも言えます。
Java Silver資格の受験料が高い 楽天市場で費用を抑えることが可能
情報処理の国家試験である「基本情報技術者試験・応用情報技術者試験」の受験料が「7,500円」であることや、他の「Java」の資格試験である「Java™プログラミング能力認定試験」が「5,200円~7,500円(※受験する級によって異なります)」と比較して、Java Silverの受験料が32,400円とかなり高いものとなっています。
高い理由としてはベンダー資格(※企業が自社製品に関する知識や技能が一定水準以上であることを認定してくれる民間資格)で認定することで商売してしていることが考えられます。
受験料が安いと、商売としても成り立たない上、誰でも彼でも受けれるとなると資格自体の権威も低くなり、取得の価値も低くなるので、高額であるのはやむを得ない訳です。
ただし、Javaの提供元である「Oracle」が知識や技能を認定してくれるため、「海外でも通用する国際資格で、知名度も高い(※SilverとGold)」ことからjavaの資格として人気があります。
📝楽天市場で受験チケットを購入すれば、受験料を押さえること可能
例楽天市場で受験チケットを購入すれば、2,000円受験料を押さえることが可能です。
|
販売元である、「IT試験ドットコム」は「日本オラクル正規販売代理店」です。「楽天市場」で購入することが可能です。※Amazon支店やyahoo支店とかはまだ無いようです。
さらに楽天ポイントも付くようです。通常で申し込むよりも安く受験することができてポイントも付くのでお得です。
~口コミを紹介~
1番安く試験受験できました。
多分このチケットで試験予約するのが1番安いです。試験予約時にプロモーションコードとして使えます。
オラクルマスターシルバーでも使えます
新形式のオラクルマスターシルバー2019(1Z0-082-JPN: Oracle Database Administration I)試験でも問題なく使えました。お得に受けれてよかったです。ありがとうございます!
問題ありませんでした
購入後、30分ほどでメールをいただき、すぐに使用できました。定価で買うよりお得でポイントもつき、良い買い物でした。
引用元:【楽天市場】【ピアソンVUE専用】Oracle監督付き試験用受験チケット(電子チケット):IT試験ドットコム楽天支店 (rakuten.co.jp)
結論:過去問学習が得意なのであれば「黒本」で学習がオススメ
資格試験の攻略は過去問の学習で合格率を高めることができます。
「Javaシルバー」には過去問が無いが「黒本」は過去問を学習するのと同じような効果があります。
今まで、「過去問」だけで資格試験を突破してきた方であれば、Javaシルバーの資格についても「黒本」だけで、合格することが可能です。
黒本著者の「志賀澄人」先生のYouTube動画もあるので、学習で詰まった場合は解決の糸口になるきっかけを得ることができるでしょう。
Javaシルバー関連動画リンク
📝メソッドとクラスの話
【やさしくない!? Java】 メソッドとクラスの話1 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 メソッドとクラスの話2 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 メソッドとクラスの話3 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 メソッドとクラスの話4 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 メソッドとクラスの話5 OCJ-P Silver向け – YouTube
📝オブジェクトの不変性の話
【やさしくない!? Java】 オブジェクトの不変性の話1 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 オブジェクトの不変性の話2 OCJ-P Silver向け – YouTube
📝インターフェイスの話
【やさしくない!? Java】 インターフェイスの話1 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 インターフェイスの話2 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 インターフェイスの話3 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 インターフェイスの話4 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 インターフェイスの話5 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 インターフェイスの話6 OCJ-P Silver向け – YouTube
📝継承の話
【やさしくない!? Java】 継承の話1 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話2 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話3 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話4 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話5 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話6 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話7 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話8 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 継承の話9 OCJ-P Silver向け – YouTube
📝モジュールシステムの話
【やさしくない!? Java】 モジュールシステムの話1 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 モジュールシステムの話2 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 モジュールシステムの話3 OCJ-P Silver向け – YouTube
📝==とequalsについての話
【やさしくない!? Java】 ==とequalsについての話1 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 ==とequalsについての話2 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 ==とequalsについての話3 OCJ-P Silver向け – YouTube
【やさしくない!? Java】 ==とequalsについての話4 OCJ-P Silver向け – YouTube
上記のように学習の手助けとなるような動画も多数ありますので、これから「Javaシルバー」に挑戦される方は、是非「黒本」で学習することをオススメします。