●この記事で分かること
👉Javaのfor文の使い方について知ることができます。
- for文の基本的な使い方について
- break文 繰り返し処理を中断について
- continue文 今回の周だけ中断して、次の処理を実施について
Contents
for文で使用できる処理
番号 | 利用方法 | 記載例 |
処理内容 | ||
① | for文 | for(int i = 0; i < 10; i++) { } |
記載例では、10回繰り返す処理を実施 | ||
② | break文 | for(int i = 0; i < 10; i++) { break; } |
繰り返し処理を中断 | ||
③ | continue文 | for(int i = 0; i < 10; i++) { continue; } |
今回の周だけ中断して、次の処理を実施 |
for文について
Javaのfor文では繰り返し処理を行うことができます。
繰り返し処理では、「ある条件が成立するまで繰り返す」という方法と「〇回繰り返す」という方法があります。
for文の基本的な記載の仕方は以下のようになります。
①for文 繰り返し処理
上記で記述した基本的なfor文を使用して、10回繰り返す処理のサンプルプログラムを作成しました。
「●回目の表示」を10回繰り返す処理のサンプルプログラムになります。
public class FORTEST { public static void main(String[] args) { for(int i = 0; i < 10; i++) { //valueOfを使用して、変数作成 String 回数 = String.valueOf(i + 1); System.out.println(回数 + "回目の表示"); } } }
実行結果
1回目の表示 2回目の表示 3回目の表示 4回目の表示 5回目の表示 6回目の表示 7回目の表示 8回目の表示 9回目の表示 10回目の表示
上記サンプルプログラムでは、valueOfメソッドを使用して●回目の表示の●部分を作成しております。
for文を以下のように改良すれば、valueOfメソッドを使用しなくても同様の処理を行うことができます。
public class FORTEST { public static void main(String[] args) { for(int i = 1 ; i <= 10; i++) { System.out.println(i + "回目の表示"); } } }
実行結果
1回目の表示 2回目の表示 3回目の表示 4回目の表示 5回目の表示 6回目の表示 7回目の表示 8回目の表示 9回目の表示 10回目の表示
int i = 1と指定することで、valueOfメソッドを使用する必要がなくなります。
i <= 10とすることで、変数iが10になるまで繰り返し処理を行うことができます。
②break文 繰り返し処理を中断
Javaのbreak文では「繰り返し処理を中断」することができます。
冒頭部分で「ある条件が成立するまで繰り返す」という方法は条件式とbreak文で作成することが多いです。
下のサンプルプログラムでは、break文に到達した時点で、繰り返し処理を中断することが確認できます。
public class FORBREAKTEST { public static void main(String[] args) { for(int i = 0 ; i < 10; i++) { System.out.println("テスト" + i); // i の値が3となったときに処理を中断 if (i == 3) { break; } } } }
実行結果
テスト0 テスト1 テスト2 テスト3
●break 文がない場合
public class FORBREAKTEST { public static void main(String[] args) { for(int i = 0 ; i < 10; i++) { System.out.println("テスト" + i); // i の値が3となったときに処理を中断 if (i == 3) { //breakをコメントアウト、処理が中断せず、10回繰り返し処理が行われる //break; } } } }
実行結果
テスト0 テスト1 テスト2 テスト3 テスト4 テスト5 テスト6 テスト7 テスト8 テスト9
break文に到達した時点で、繰り返し処理を中断することが確認できました。
もし、break文が無ければ、10回処理が繰り返されます。(※下のサンプルプログラムから10回分出力されていることから)
③continue文 今回の周だけ中断して、次の処理を実施
Javaのcontinue文では「今回の周だけ中断して、次の処理を実施」することができます。
「ある条件の場合は除外して、処理を最後まで実施する」という処理を作成したいときなど使用したりします。
下のサンプルプログラムでは、continue文に到達した時点で、その処理を中断し、次の処理を実施することが確認できます。
public class FORCONTINUE { public static void main(String[] args) { for(int i = 0 ; i < 10; i++) { // i の値が3となったときの処理のみ中断 if (i == 3) { continue; } System.out.println("テスト" + i); } } }
実行結果
テスト0 テスト1 テスト2 テスト4 テスト5 テスト6 テスト7 テスト8 テスト9
今回はi=3のとき、処理を中断して次の処理に移っているので実行結果に「テスト3」は出力されていません。continue文に到達した時点で、その処理を中断し、次の処理を実施することが確認できました。
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