行政書士試験 憲法の独学勉強方法(独学合格のITエンジニアが解説)

 今回は、行政書士試験、憲法の独学での学習方法がテーマです。

 近年の出題傾向の分析と私が実際に学習した経験と解説します。

行政書士試験の憲法は学習するべき科目

 行政書士試験の憲法は必ず学習しましょう。

 憲法は行政書士試験300点満点中28点を占めており、行政書士試験の中では、下記のとおり、行政法の112点、民法の76点に次いで、3番目に高い配点となっています。

<行政書士試験配点>


・基礎法学:8点
・憲法:28点
・行政法:112点
・民法:76点
・商法・会社法:20点
・政治・経済・社会:32点
・情報通信・個人情報保護:12点
・文章理解:12点
 合計300点

<法令等(5肢択一式)>
・基礎法学:8点
・憲法:20点
・行政法:76点
・民法:36点
・商法・会社法:20点
 合計160点

<法令等(多肢選択式)>
・憲法:8点
・行政法:16点
 合計24点

 しかし、3番目に配点が高いといえど、行政法と民法と比較すると配点は高くありません。

 ぶっちゃけ、行政法と民法を全問正解し更に一般知識で足切りを回避できる24点を得点できれば、合計212点と余裕で合格できますが、次に記載する3点から必ず学習することをお勧めします。

①憲法は取り組みやすい科目

 憲法は他の科目と比較して取り組みやすい科目です。中学の頃の公民で日本国憲法を学んだことを覚えているでしょうか。国民主権・平和主義・基本的人権の尊重の憲法の三大原則や、自由権・社会権など人権、そして国会・裁判所・内閣の統治に関する部分も一通り学んでいます。高校でも現代社会で日本国憲法を学んでいます。出題されるレベルは違いますが学習経験がある分、行政書士試験の試験科目の中でスムーズに取り組むことができます。

②法律を学ぶ上で土台になる

 憲法は日本の最高法規であり、すべての法律を学ぶための土台となります。行政書士試験の憲法では「条文」と「判例」の知識を学びながら学習を進めていきます。中学、高校で日本国憲法を学習する際は「判例」について気に留めたことは無いと思いますが、行政書士試験法律科目の学習は、条文と判例を併せて学習する必要があるということを学習を通して身につけることができます。そのため、行政書士試験の最も配点が高い「行政法」を学習するにあたっては、憲法の学習を終えてから行政法の学習を進めることをお勧めします。

③憲法は得点源となる科目

 憲法は、たいていの人は中学・高校で学習経験や、条文の数も全部で103条と他の法令科目と比較すると学習範囲が狭いため、過去問の周回も多くこなすことができます。学習経験があり周回も容易である憲法は得点源となります。他の受験生が得点できる問題を得点できないのは試験を攻略する上では良い選択肢とは言えません。それなりに学習を周回し、得点源としましょう

出題分野によって優先順位をつけよう

憲法は必ず学習すべき科目ですが、周回するにしてもすべての分野に対して同じ回数周回するというのは得策ではありません。したがって、出題分野によっては省略等を検討しましょう。

例えば、憲法総論については、出題の頻度が高くありません。そういった場合と頻出の箇所の学習量がイコールなのは、効果的な試験対策とは言えないでしょう。

実際に私も本試験1ヵ月前からの総復習時には、頻出の箇所を中心に学習しました。

●憲法の頻出分野について

行政書士試験の憲法の出題を過去5年間文分析すると、次のようなことが分かります。

①人権と統治では人権の比重が大きい

 行政書士試験の出題は人権と統治の分野が高いと言われますが、人権と統治の出題を比較すると人権の方が出題数が多いことが読み取れます。逆に憲法保証(※日本国憲法第9章、第10章)についてはほとんど出題が無いことから、人権>統治>その他の比重で学習を進めるのが良いでしょう。

 

 

憲法はどのように学習すれば良い

では、実際に憲法はどのように学習すればよいのか?

まずは、私が実際に学習した勉強方法及び試験結果の反省点をを踏まえて紹介します。

 

●私が実践した学習方法

①「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を1ページ1分程度で解いていく

 私は基本的に過去問を解いてからテキストで補足していくといった学習方法を取りました。目標とする学習時間は1ページ1分、ページを開き左に問題文、右に解説があるので、問題を見てすぐに解説を読む形で問題と解説をセットで2分間で学習していきました。問題集の集会を重ねれば、1ページあたりの時間も徐々に減少していきます。

 なお私自身、最初の1周目で理解はできておりません。「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で一通り過去問を見て、頻出の部分を中心にテキストで知識を補います。頻出の判断基準は出題された回数が書いてあり、回数が多いところを頻出と判断して学習に取り組みました。

② 「テキスト」を用いて、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で解いてきた内容を学習する。

復習内容は取捨選択し、復習するための時間はあらかじめ決めておきましょう。私は進捗によって前後しましたが、1時間程度を目安にしました。法律科目は学習を進めていくうちに腑に落ちることが良くあります。分からないからと悩み、分かるまで学習しようとすると試験範囲を1周するのにかなりの時間を要します。なお使用した教材は「合格革命 行政書士 基本テキスト」です。「合格革命 行政書士 肢別過去問集」に対応したテキストだったため使用した形になります。

③ 「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で進めた問題集のページはその日のうちに解き直す。

 学んだことをその日のうちに復習します。早いうちに復習することのより記憶に定着させること仕事の後の学習は疲れで新規に問題集を進めるのは効率的でないと判断していたので問題集のページを解き直していました。その日のうちに解いており答えも覚えているのでたいてい解けます。そして解けることが嬉しくて長めに学習でき効果的であったと思っております。

※なお、2周目以降の学習は、②と③は理解度、出題実績に応じて適宜利用していった形になります。分からないから立ち止まることはしないように心がけていました。

④記述式問題集に掲載している多肢選択式問題を解く。

 学習方法は単純に読み込むだけの学習方法です。※特に記述する等の動作は必要なく、読込む形式で解いていきました。1周目は全問解きましたが2周目以降は過去に本試験で出題された問題は飛ばし時間の短縮を心がけました。

 過去の出題から同じ多肢選択式問題で同じ問題が使用された形跡がないため、戦略的には間違っていないと思われます。

⑤予想模試で出題された多肢選択式の問題は覚える。

 この学習学習方法は資格の学校等の分析力に頼った学習方法になります。

 なお、私は本試験までに市販の予想模試を10回分取り組み、憲法の多肢選択式問題については、かなりの回数を読み込みました。

 

憲法の独学学習提案~独学での学習経験と本試験の結果を踏まえた結果~

 私は、本試験では、5肢択一式問題:5問中4問正解できましたが、多肢選択式問題は4つの設問のうち1つしか正解できませんでした。なお、市販の予想模試を10回取り組んだうち、8回目から10回目の採点したところ、5肢択一式問題:5問中4問から全問正解、多肢選択式問題についても4つの設問のうち、悪くても2つは正解していました。

 以上のことを踏まえて、行政書士試験の憲法を独学で学習する場合は次のとおりです

①憲法の五肢択一式問題については「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で対策可能

 私が、行政書士試験の憲法で使用した教材は「合格革命 行政書士 基本テキスト」と「合格革命 行政書士 肢別過去問集」です。テキストについては、最初学習するときに使用して、2周目以降はほとんど使用しなかったです。そのため学習の中心は「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で進める形になります。繰り返していくうちに憲法は得点できるようになっていきます。

②多肢選択式問題については五肢択一式問題が解ければ自然と解けるようになると聞くが・・・

 「合格革命 行政書士 肢別過去問集」である程度得点できるようになれば、自然と多肢選択式問題についても得点できるようになってきます。

 ただし、私の本試験の多肢選択式問題の成績は芳しくなく説得力に欠けます。得点できなかった原因を挙げるとすると、多肢選択式問題の学習不足と言えます。対策として判例集や多肢選択式の問題集を買い足して学習するのも一つの手ではありますが、参考書や問題集の数を増やすと周回の数が減少するので、もし私がもう一度独学で受験勉強するのであれば、問題集を購入し多肢選択式の問題のみを解いていきます

まとめ

 ここまで、長く書いてきましたが、要点をまとめると次の通りとなります。

①憲法は必ず学習しよう

②学習の優先順位は人権>統治>その他

③憲法の学習の中心は「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で得点できるようになる。

 

 以上になります。6ヵ月の学習期間でそこそこ取れるようになっているので、学習方法としてはあながち間違っていないと思います。

 良いとところはぜひ活用いただき、悪いところは反面教師としてご活用いただければ幸いです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

憲法の学習の補助に!(テキストや動画等紹介)

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独学で学習に役に立つYoutube動画もまとめました。

行政書士試験の学習動画を紹介

行政書士試験の学習動画を紹介(YouTubeで掲載されている動画を科目ごとに紹介)

 

 

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