危険物取扱者乙種4類(乙4)について【資格取得のメリットや勉強方法・試験制度を徹底解説】

「危険物乙4」ってよく聞くけどどうして人気なのか?

管理人
よく聞くのが、ガソリンスタンドで働く場合、時給アップ採用でも資格保有者優遇というのはあったりします。他にはどのようなメリットがあるのかこの記事で解説していきます。

危険物取扱者乙種4類(乙4)と取得するメリット

管理人
危険物取扱者が扱う危険物とは、消防法で定められているもので、①火災発生の危険性が大きいもの②火災拡大の危険性が大きいもの③消火の困難性が高いものを指します

  そのうち、危険物乙四は液体であって、引火性を有するもの。を指し、ガソリンや軽油、灯油など取扱うことができます。つまり、ガソリンスタンドのスタッフやタンクローリーの運転手としても働けます。

 他にも、危険物取扱者が必要とされるのは、危険物を大量に製造したり扱ったりする施設などでも活用することができるため指定数量以上を扱う工事現場やビル、化学工場などでも優遇される資格と言えます。

管理人
ガソリンスタンドのスタッフで活用できるイメージはつきますね!

危険物取扱者乙種4類(乙4)の試験に関する情報

危険物取扱者乙種第4類(乙4)の試験日

 危険物取扱者の試験は各都道府県によって異なります。

 そのため、試験日については一般財団法人消防試験研究センター(一般財団法人消防試験研究センター (shoubo-shiken.or.jp))で調べる必用があります。東京都のように月に複数回受験できる都道府県もあれば、鹿児島県や宮崎県は年に2回しか試験を実施しない都道府県もあります。

・東京都(令和3年度:危険物乙4試験回数):年41回
・鹿児島県(令和3年度:危険物乙4試験回数):年2回(6/6()、11/6())

管理人
最も多く試験を実施する都道府県と最も少なく試験を実施する都道府県との差は39回もあるのはえげつない( ゚Д゚)

 

危険物取扱者乙種第4類(乙4)の試験科目と問題数、合格基準

 次に危険物取扱者乙種第4類(乙4)の試験科目と問題数について見ていきましょう。

 危険物取扱者第4類(乙4)では①危険物に関する法令で15題、②基礎的な物理学及び基礎的な科学で10題、③危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法について10題出題されます。

 出題は五肢択一式のマークシート形式で、試験時間は2時間です。

そして、合格基準それぞれの科目で60%以上の正解することで合格となります。

つまり、危険物に関する法令は15問中9問以上、基礎歴な物理学及び基礎的な化学は10問中6問以上、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法を10問中6問以上正解することで合格することができるのです。

管理人
それぞれの科目で60%以上が思ったより合格率が低い原因だったりします💦

危険物取扱者乙種第4類(乙4)の合格率について

 危険物乙四は簡単と言われていたりしますが、合格率は低かったりします。

●令和2年度
受験者数:200,876(人)、合格者数:77,466(人)、合格率:38.6(%)

●令和元年度
受験者数:221,867(人)、合格者数:85,669(人)、合格率:38.6(%)

合格率だけで判断すると、5人受けたら3人落ちる計算になります。

管理人
5人受けたら3人落ちるとなると簡単というには安直ですよね…💦

一方で、他の乙種の危険物取扱者の合格率(令和2年度)の合格率は
・乙種1類(乙1):71.5(%)
・乙種2類(乙2):70.8(%)
・乙種3類(乙3):70.8(%)
・乙種5類(乙5):71.2(%)
・乙種6類(乙6):68.5(%)

となっており、乙種4類(乙4)だけ合格率が低いようですが、決して乙種4類(乙4)が難易度が高いというわけではありません。

管理人
ほかの乙種は科目免除されていることで合格率が跳ね上がっています。

 危険物取扱者で需要が高いのは乙4です。令和2年度では危険物取扱者乙種で全体の受験者が250,889(人)に対して、乙4は200,876(人)です。5人に4人は乙4を受験しています。

ほとんどの人は、需要が高い乙4から取得します。それから別の乙種の試験に挑戦していくことになりますが、乙種の資格をどれか一つ取得していたら、①危険物に関する法令で15題、②基礎的な物理学及び基礎的な科学で10題免除されます。

③危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法について10題中6問正解することが出来れば合格することができるので、乙4以外の合格率は高くなっているのです。

危険物取扱者乙種4類(乙4)の勉強方法

危険物取扱者乙種第4類(乙4)勉強方法テキストと問題集を1冊やり込めば合格できます。

管理人
たったそれだけ?と思う方もいると思いますが、合格できるのです。

 決して、ギリギリ合格というわけではなく、どの科目も9割以上取れて合格しました。

危険物取扱者乙種第4類(乙4)の学習時にオススメの教材

 私が受験した年は平成29年に取得しました。そのときに使用した教材はテキストと問題集がセットになったうえ、模擬試験もできるような教材でした。

 その書籍は販売されなくなったのか、探しても見当たらなかったので、現在市販で販売されている中から紹介します。

 なお、私が学習した際、テキストの部分はさっとしか読まず、大抵の問題は解説で学習して合格にたどり着けたので、テキストが不要の人も一定数いると思います。

 オススメしたいのが、「乙種4類 危険物取扱者試験 2021年版」です。

 
📒乙種4類 危険物取扱者試験 2021年版」の特徴

amazonに25点のイメージ画像があります。
✅本の長さ;376ページ
✅価格;1800円
✅2020年~2012年中に出題された495問を収録
 

危険物取扱者乙種第4類(乙4)の学習について

①「乙種4類 危険物取扱者試験 2021年版」のテキスト部分をさっと読み進める

 さっと、読み進めるという表現がふわっとした感じで曖昧なので、もう少し具体的にいうと、テキストを読み進める際に、ノートを取る等は全くしませんでした。

 例えるなら、小説を読むようなイメージです。活字をただ読む。内容を見て「そうなんだー」程度です。

 もっとも、「乙種4類 危険物取扱者試験 2021年版」問題集がメインでテキストの部分が多くないので、時間はあまり掛かりません。

②「乙種4類 危険物取扱者試験 2021年版」の問題の部分を解く

 とにかく、問題を解く進めていきましょう。1問解いたらすぐに解説を見るというスタイルがオススメです。

 似たような類題が多く、解説を見て覚えた知識で次の問題の選択肢を絞ったり、解答まで解くことができた。というのは多くあります。

③「指定数量等」暗記が必要な部分の暗記をする

 私の場合ですが、問題集を2周して、模擬試験で実力を計ると合格基準を超えていました。「乙種4類 危険物取扱者試験 2021年版は私が使用した教材より問題数が多いので、それよりもさらに知識として身に付いていることと思われます。

 この状態でも、合格する確率はかなり高いと思われますが、「指定数量等」の暗記をすることで、さらに合格に近くなります。

 下の表は危険物4類の一覧になりますが、私はこの表の中身を暗記しました。

 問題を解いていくうちにある程度覚えることができますが、絞り切れません。そうなると危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法で60%取れるか不安になったりします。

 危険物名を品名と性質と指定数量関連づけれれば、「危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法」を大体解けるようになります。つまり、上の表を覚えれば済みます。

 ※ただし、数も多いので全て覚えるのは至難の業です。そして時間も掛かります。そのため、学習初期に表を覚えるのは、オススメしません。試験範囲を1~2周終えて、他の科目が合格圏内になった際に暗記作業をするのがオススメです。

 上の表の丸暗記が功したのか危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法については正答率100%を取ることができました。

 

管理人
危険物乙4は需要が高い人気資格でしっかり学習すれば取得の難易度も高くないのでオススメです。

 

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