行政書士試験 効率的な学習の時間帯~平日編~ 管理人の実体験も踏まえて

 

管理人の駆け出しSEです。

行政書士試験を受験される皆さんはいつ学習していますか?

 朝は思考力が問われるような分野が適していると言われています。逆に夜は暗記系に取り組むことが良いといわれています。

 独学で合格するためには、効率を求めることが大切です。そして、効率的に学習するためには、学習する時間帯も重要になります。

 そこで今回の記事は、社会人が行政書士試験の学習を効果的にできるかについて調査及び管理人の実体験を踏まえて導き出してみました。

 

 

平日の学習はこまめに学習しよう

社会人が平日に学習できる時間帯はどうしたら捻出できるでしょうか。

捻出できる時間帯は概ね次のようになると思います。

・朝早く起きてから仕事に行くまでの時間
・通勤時間
・お昼休み時間
・帰宅時間
・帰宅してから寝るまでの時間

 

 行政書士試験に独学で合格するために必要な勉強時間は一般的に600~800時間と言われています。そうすると、6か月で合格を目指すとなると1日3時間学習時間を確保したとしても600時間には届きません。

朝起きて3時間または夜帰宅して3時間の学習時間を確保するとなると、多少なりとも睡眠時間を削り、身体に負担を掛けて学習していくことになります。無理をすれば、限界が訪れ身体を壊しかねないので、無理が無いように学習しましょう。無理なく学習できる時間帯が「通勤時間」「お昼休み時間」「帰宅時間」です。

この3つの時間帯に共通しているポイントは、時間に限りがあることです。通勤時間は50分、お昼休みは60分、帰宅時間は50分といった感じで、最大で学習できる時間が決まっているので、「タイムプレッシャー法」を使用した効果的な学習ができます。

タイムプレッシャー法とは

・時間制限を設けて作業に取り組み、やり切ることでドーパミンを増やすことができる。その結果、集中力が増し作業も効率的に行うことができる。
・日常的にタイムプレッシャーを掛けて勉強するには、タイマーを使い時間を計測する作業に学習時間も決めなければならないが、通勤時間や休憩時間などの決まった時間を用いて作業するのであれば、作業量を決めるのみで実施可能

 

ちなみにタイムプレッシャーは脳科学者である茂木健一郎氏がに有効な学習方法であることをツイートしていました。

また、「15・45・90の法則」という法則があり、高い集中力が維持できる限界が15分、普通の集中力が維持できる限界が45分、「45分」の間、少し休憩をはさめば90分の集中できるというものです。集中力は個人差があり、一概には言えませんが、一気に勉強するよりは、隙間時間を活用して、小間切れに学習する方が効果的であるといえるでしょう。

 

仮眠などの休憩も大事だけど、スマホするなら勉強しよう

スマホ依存症」という言葉は誰しもが聞いたことがあると思います。現代社会で患っている者が多くなっている依存症ですが、スマホに費やしている時間は少なくないですよね。ただし、学習の息抜きにスマホは逆効果ということをお伝えしたいです。

なぜなら、多すぎる情報ブルーライトによって脳を休ませることができなくなり逆効果となるからです。スマホを使用できる余力があるのであれば、その時間を学習に取り組むことができるでしょう。

 

ちなみに「科学誌「Journal of Behavioral Addictions」に掲載されたラトガース大学の研究者らによる調査」では以下のような研究結果が発表されており、休憩中のスマホの息抜きは逆効果であることが実証されています。

知的負荷がかかるような作業をしているときに携帯電話を使うと、脳の回復力が阻害され、パフォーマンスが下がる可能性があることが分かった。
同調査では、414人の大学生に難解な言葉のパズルを解かせた。研究者らは、学生がタスクを半分ほど終えたところで大部分の学生に休憩を許し、携帯電話を使うか、コンピューターを使うか、印刷されたチラシを読むよう指示した。その他の学生は、休憩なしで作業を継続した。
その結果、休憩時間にスマホを使った学生は、全グループの中で精神的な疲労が最も大きかった。また、スマホで休憩したグループが問題を解き終わるまでの時間は、他グループを全て合わせた集団と比べて19%長く、正答率は22%低かった。実は、スマホ休憩グループの効率性と処理スピードは、休憩を取らなかったグループとほぼ同じだった。
研究者らは、デジタル機器が本来人を引き付けるものであることだけがこの理由だと考えていない(休憩中、一部の学生は別のデジタル機器であるコンピューターを使用していた)。その代わり研究者らは、スマホが他にも注意力を要する多くの分野に続く入り口としての役割を果たし、それぞれの分野で異なる方向に精神的なエネルギーが消費されていることを理由として挙げた。

 

 

仮眠を取るなら20分から30分

隙間時間を用いて学習することは効果です。ただし体調が優れない日も当然あるので、迷わず仮眠を取りましょう。

アメリカの国立睡眠財団が理想的な長さだと考えているのは20分だ。注意力が改善し、作業パフォーマンスが向上し、そのパフォーマンスに自信が持て、決断力が増し、気分が明るくなるという効果が得られる。

仮眠の効果について、次のような効果もあるとされています。

・26分の仮眠によって仕事の効率が34%、注意力が54%アップする。
・30分前後の仮眠は、疲労回復、認知症予防、心臓病予防、糖尿病予防、身体の健康に非常に良い効果がある。
・イスに座ったまま、机の上で顔を伏せて眠るだけでも仮眠の効果ある。

 

平日に勉強するとすれば、やる時はやる!休むときは仮眠を取るといった方法が良いでしょう。

 

通勤時間」「お昼休み時間」「帰宅時間」でどれくらい時間を取れるか検討しよう

 通勤時間で全国平均は1時間19分です。またお昼休みは大抵1時間はあり、お昼ご飯を10分で食べたとすると50分捻出できます。通勤時間とお昼休み時間を利用するとそれなりに時間を活用できますよね。

 なお、行政書士試験の合格に必要な学習時間は600時間から800時間は必要と言われており、6ヵ月で合格するとなると1日3時間以上学習しなければなりませんが、私の場合は、片道50分近くバスに乗って通勤していたので、1日に最大2時間30分を捻出できてました。

通勤時:50分+休憩時間:50分+帰宅時間:50分=2時間30分

 

 「通勤時間」「お昼休み時間」「帰宅時間」に学習するのが良いですよ。と紹介してきましたが、私が独身の時は、通勤時間やお昼休み時間に勉強はせず、帰宅後に学習するスタイルでした。難点としては、仕事疲れの度合いによって学習時間は安定しなかったです。結婚して家庭を持つと自宅での学習はもっと厳しいものになっていきます。例えば、私の実体験だと一緒に寝ないと寝てくれないので、寝かしてから起きて勉強したりもしましたが、自宅での学習はハードルが高くなり、通勤時間等を活用というスタイルになっていきました。

 驚くことに通勤時間等の隙間時間を活用した方が効果的でした。「タイムプレッシャー」や「15・45・90の法則」など、知らずのうちに活用できていたので、成果が出ていたのでしょう。

まとめ

行政書士試験に合格するためには効率的に学習することは必須です。

平日に学習するのであれば、通勤時間」「お昼休み時間」「帰宅時間」に学習すると「タイムプレッシャー」や「15・45・90の法則」のが効果的です。

平日の学習に行き詰りを感じていたら是非試していただければ幸いです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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