通勤時間を有効に活用すれば行政書士試験に合格できる

 

管理人の駆け出しSEです。

プロフィールや体験談等でも書いておりますが、私は非大卒で行政書士試験に挑戦した年にはすでに父親でした。それでも働きながら勉強を続け、行政書士試験に合格することができました。

社会人になってから仕事が忙しくて学習時間が取れない。結婚して家族が出来たらもっと取れない。(※子供がある程度大きくなって、時間にゆとりが出来るようになったら別ですが…)

本記事は、そんな私でも6ヵ月で合格できた本質となります。

 

 

それでは、本題からお話しします。

公共交通機関(バス・電車)等で通勤して学習時間を確保しよう

家から徒歩で通える距離の方はどうなの?車通勤の方はどうなの?これからもっと増えるであろう在宅勤務の場合はどうなの?といった疑問が出てきそうです。

ただ、家から徒歩で通える方、在宅勤務の人は時間は通勤する方と比べて通勤時間が掛からないので、時間が取れる事でしょう。

通勤時間に時間を取られている人が対象ですが、私の経験から「通勤時間を制する者は、行政書士試験を制する」と言っても過言ではありません。その理由は、これから後述していきますが、この記事では

 

公共交通機関(バス・電車)等で通勤が可能な人は利用して学習時間を確保し、行政書士試験に合格の可能性を上げる

 

ことをまず伝えておきます。

 

 

学習時間を作るのは難しい

 総務省統計局の平成28年社会生活基本調査より平日に学習に充てられる時間を分析してみました。

 まず、睡眠時間についてですが、平均で7時間45分掛かります。1日の24時間の睡眠時間から7時間45分差し引くと16時間15分となります。

 

引用元  平成28年社会生活基本調査 総務省統計局

続いて、食事時間や食事やお風呂などの身の回りの用事などの日常生活に必要な時間の平均時間は取ると食事時間は1時間22分、食事は1時間40分と3時間2分として計算すると、先ほど計算した16時間15分から3時間2分を控除して13時間13分となります。

引用元  平成28年社会生活基本調査 総務省統計局

続いて、仕事に関する時間については1日8時間+残業時間ですが、厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、10時間48分 となっておりますので、1日当たり平均30分の残業時間している計算となります。上記調査では会社からの自己申告という形式のため、若干その内容には疑問が残ります。実際に私の場合は上記調査の2倍にした残業時間数を切った記憶がありませんが、仕事に関する時間を8時間30分を差し引くと13時間13分から8時間30分を差し引き4時間43分となります。

引用元 毎月勤労統計調査 厚生労働省

次に通勤時間で全国平均は1時間19分で残りの4時間43分から差し引くと3時間24分となります。

 

 

引用元  平成28年社会生活基本調査 総務省統計局

 

最後に育児時間、小さい子供がいる場合は更に自由に使える学習時間が減ります。管理人のようなケースの場合は、平成28年社会生活基本調査から引用した図を読み取ると、夫の場合は約50分育児に時間を費やしています。今まで計算してきた3時間24分から50分を差し引くと2時間34分となります。

引用元  平成28年社会生活基本調査 総務省統計局

働きながら独学で勉強していくとなると、1日に利用できる仕事や食事等の生活に関する時間の平均値を差し引いて、自由に使える時間は独身の場合でも、3時間24分、管理人と同じように小さな子供がいるケースでは2時間34分となります。行政書士試験の合格までに必要な時間は600時間から800時間と言われており、半年で合格すると考えると

3.4(時間)×182日(6ヶ月)=618.8時間

 

となることから空いた時間全てを行政書士試験の勉強に費やさなければ合格は難しいということになります。

※統計の平均残業時間に疑義があることと(※実際にはもっと多いのではないか?)や、仕事での休憩時間を加えた会社での拘束時間を考慮すると家で学習する時間は更に限られてくるので、合格するために必要な時間を捻出することは難しいといえるでしょう。

どうすれば学習時間を作ることができるのか

先ほど計算した自由に使える時間「3時間24分」をを全て学習時間に費やすことができる人は、ほぼいないでしょう。※3度の飯より勉強が好きという方なら可能と思いますが…

私の場合は、残業時間が厚生労働省の毎月勤労統計調査の10時間48分の倍以上あり、更に受験当時小さい子供もいたことから、前述で計算した3時間24分よりはるかに少ない時間で挑まなければいけません。

ぶっちゃけ、計算した自由に使える時間で6ヵ月で合格することはほぼ不可能です。ただし、通勤時間を活用すれば可能になります。

 

私が行政書士試験を受験していた当時に通勤に要した時間は往復2時間程度です。当時はバス通勤をしており、通勤時間中に勉強+お昼休み時間中に勉強することによって、学習時間を確保していきました。その後、車通勤、車+電車通勤を経験し、通勤時間に学習することで合格する確率が上がることを実感しております。

そのため、公共交通機関等で通勤が可能な人は利用して学習時間を確保することをお勧めします。

私も実際に車で通勤した際に音声教材を利用して学習した経験がありますが、バスや電車等の公共交通機関を利用して学習した際の効果を比較すると雲泥の差でした。

バス・電車等を利用して学習する際のポイント

 公共交通機関を利用して通勤時間を学習する際に注意することがあります。

 

 私は基本的には「合格革命 行政書士 肢別過去問集」の問題を解いていました。通勤時間帯はだいたい混みます。私の場合、込み合って何もできないということはありませんでしたが、A4サイズの教材を両手で広げるといったことは難しかったです。「合格革命 行政書士 肢別過去問集」の教材のサイズは立ちながら学習することが可能でした。学生が英単語帳を広げながら勉強しているイメージしてもらえば良いです。

 また、公共交通機関で学習すると少し目立ちます。社会人になって通勤時間中に教材を広げている人はほとんどいません。(実際は見られている風に感じるだけかもしれませんが、)目立っている風に感じてしまいます。※そういった場合ははスマホや音声教材を用いて学習するとという方法を検討しましょう。

通勤時間がほとんど掛からないケース

車や徒歩で5分も掛からない又はテレワークの場合は、だいたいの人が通勤に1時間掛かっていることを意識しましょう。周りの方と比べて学習時間を確保するという点では有利です。通勤時間中に学習しているとみなして今より少し早く起床して学習時できるようにしていきましょう。

 

著者の公共交通機関・車通勤双方を利用した体験を踏まえて

 行政書士試験を受験した年はバスで通勤していました。決まった時間に家を出て通勤時間は、学習し帰宅時も、参考書や問題集を片手に勉強しながら帰っていました。通勤時間だけ1時間40分近く学習できており、続ける内に習慣化できました。通勤時間という固定時間を利用できていたからこそ、短期間で行政書士試験に合格することができました。

1.6(時間)×150日(休日除いた役6ヶ月※)=240時間

 

※私の場合、合格するために必要な学習時間の40%近くは通勤時間で確保できる計算になりました。

 2020年4月から片道70分から80分掛けて、車で通勤するようになりました。しばらく車通勤を続けましたが、会人には自由に使える時間は少ないので勉強時間の確保が難しいですよね。この記事を作成するに学習するための時間を確保することができなかったのは当然とも言えますが…

 

 往復2時間30分近く車の運転するとまず疲れます。通勤時間を上手く活用しようとYouTubeで公開されている講義等を音声データで聞いたりして学習しましたが、体感的にはやらないよりましといった程度でした。

 

 私自身、20代後半未経験でITエンジニアに転職した関係上、周りの何倍も学習しなければならないと考えています。ただ、通勤時間に時間を取られて、家に帰宅してから学習だと負担が大きかったです。

 

 勉強しなければいけない。けれども勉強できない(時間が確保できない)といったジレンマも大きく、危機感で精神的にまいりそうになりました。

 

 このまま続けていくのはまずいと判断し、電車通勤に切り替えました。今では往復1時間近く学習時間を取れるようになり、日々の学習は睡眠時間削ることなく取り組むことができるようになりました。

まとめ

 行政書士試験の学習時間が確保できない原因は通勤時間にあるのかもしれません。統計で自由に使える時間等を計算すると時間は思ったよりないと感じる事でしょう。

 通勤にバス・電車等利用されている方は、その時間を有効に活用すれば行政書士試験の合格への近道となることでしょう。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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