行政書士試験:一般知識(社会)の出題傾向を調査

 行政書士試験の一般知識の社会の学習はどういった出題がされるでしょうか。

 

 正確に出題範囲を捉え、最近の出題傾向を掴むことができれば、日頃の学習を効果的に行うことができるでしょう。

 行政書士の政治・経済・社会の学習の方法を調べると色々な教材や学習方法が出てきます。

 色々な学習方法が出てくるのは、範囲が広いということですが、最近の傾向はどうでしょうか。出題範囲の研究と学習方法、管理人の学習した方法も兼ねて解説します。

 長くなったので、政治・経済については別記事にて掲載しております。

政治・経済の学習方法について

 ネットで行政書士試験の政治・経済・社会の学習方法を調べると色々な学習方法が出てきます。例えば

①大学入試用の政治・経済・社会のテキストで勉強
②公務員試験用の「速攻の時事」で勉強
③ニュース検定(ニュース時事能力検定)の教材で学習

 

の3つが代表的に取り上げられた学習であると思います。
私も実際に受験生であったころ、学習方法を調べまわりました。

確かに、どの方法も良い対策方法です。しかし、行政書士試験の一般知識で政治・経済・社会の学習には、時間配分が非常に重要となります。

次の出題傾向調査をご覧ください。

 

出題傾向調査:行政書士試験の社会

そして、近年出題されている社会については次の表のとおりになります。

出題年度問題番号出題内容備考
令和2年48「フランス人権宣言」に関する問題
令和2年51日本の子ども・子育て政策に関する問題傾向:時事
令和2年53現在の日本における地域再生、地域活性化などの政策や事業に関する問題
令和2年54日本の人口動態に関する問題傾向:時事
平成30年47新しい外国人技能実習制度に関する問題傾向:時事
平成30年48専門資格に関する事務をつかさどる省庁についての問題
平成30年49戦後日本の消費生活協同組合に関する問題
平成30年51日本の墓地および死体の取扱い等に関する問題
平成30年52地方自治体の住民等に関する問題
平成30年53風適法による許可または届出の対象に関する問題
平成30年54防犯カメラに関する問題
平成29年48日本の公的年金制度に関する問題
平成29年51度量衡に関する問題
平成29年52消費者問題・消費者保護に関する問題
平成29年53社会の様々な問題を題材に取り上げた小説家・山崎豊子の著作の問題
平成29年55日本の著作権に関する問題
平成28年52日本社会の多様化に関する問題
平成28年53終戦(1945年8月15日)後の日本で発生した自然災害に関する問題

教科書に載っているような問題、どの教材を対策すれば正解できたか分からない問題、時事を覚えれば解けるような問題の3種類の問題があります。

どの教材を対策すれば正解できたか分からない問題についてはどうしようもありません。

例えば、社会の様々な問題を題材に取り上げた小説家・山崎豊子の著作の問題は「行政書士用試験用の一般知識のテキストや高等学校の社会の教科書、そして市販の予想模試でも出題はされていないことでしょう。

 得点すべき問題は教科書に載っているような問題や、時事の傾向が強い問題です。時事の知識は一般知識の政治・経済・社会や情報通信の問題で時事の知識があれば選択肢を絞れるものも多く、対策として効果的です。

なお、令和元年度は社会の問題が出題されておりません。一方で令和2年度と平成30年度の試験では、社会の問題が多く出題されているので、バラつきがありますので、時事を対策するのが効果的と思われます。

 

 

一般知識での社会の優先順位は

一般知識では政治・経済・社会・情報通信・文章理解が出題されます。

・社会は政治・経済より少し上ですが、一般知識の中で最も優先順位が狭いと言えるでしょう。

仮に順位をつけるのであれば

文章理解>情報通信>社会>政治・経済

が良いのではと考えます。

理由としては①文章理解は出題が固定されており、対策を十分に行えば満点を狙える科目であること。②情報通信は政治・経済・社会と比較して範囲が狭く、対策を練りやすい科目であること。③社会は時事の問題が多く政治・経済より得点の期待値が高いため、④政治・経済は範囲が広く、問題を予想できず得点の期待値が低いので優先順位は最下位としております

まとめ

 ここまで、書いた内容をざっくりとまとめると、

①社会は時事の問題に取り組むのが効果的
②学習範囲が非常に広く予想も困難なので、政治・経済同様に優先順位は低い

優先順位を考慮し、適切な対策をしていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP