行政書士試験の概要・受験の手続きについて

行政書士試験の概要について

この記事では、行政書士試験の概要について説明します。

一般財団法人行政書士試験研究センターのホームページに掲載がありますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

受験資格

年齢、学歴、国籍等に関係なく、どなたでも受験できます。

📝令和2年度の行政書士試験では、最年少は15歳、最年長は76歳の方が合格しています。
📝申込者では最年少は12歳、最年長は96歳の方が申込をしています。
 
 

万人に受験の機会が与えられている資格と言えます。

 

試験日・時間・場所

・例年11月の第2日曜日 午後1時から午後4時まで
・住所に関係なく、全国の試験場で受験可能。

📝行政書士試験は年に1回の試験
👉なお、試験日については「平成11年自治省告示第250号」の「行政書士試験の施行に関する定め」について定められていますので、変更がない限りは試験も年1回、11月の第2日曜日 午後1時から午後4時となります。
総務省|行政書士制度|平成11年自治省告示第250号 (soumu.go.jp)

📝受験場所について
👉極端な話、北海道に住んでいる人が沖縄県で受験することが可能です。

 
 

試験科目と内容等

・「行政書士の業務に関し必要な法令等」(出題数46題)
・「行政書士の業務に関連する一般知識等」(出題数14題)

📝「行政書士の業務に関し必要な法令等」について
👉憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、民法、商法及び基礎法学の中からそれぞれ出題し、法令については、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令に関して出題されます。

📝「行政書士の業務に関連する一般知識等」について
👉政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解

 
 

試験の方法

試験は、筆記試験によって実施されます。
出題の形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」は択一式及び記述式、「行政書士の業務に関連する一般知識等」は択一式で出題されます。

📝「行政書士の業務に関し必要な法令等」の出題形式について
👉択一式は、5肢択一式問題が40問、多肢選択式問題が3問、記述式が3問出題されます。

📝「行政書士の業務に関連する一般知識等」について
👉択一式は、5肢択一式が14問出題されます。

📝「行政書士試験の配点」について
👉択一式  5肢択一式 1問につき4点、多肢選択式 1問につき8点 空欄(ア~エ) 一つにつき2点
👉記述式  1問につき  20点
行政書士試験の配点については、次の記事で詳しめに解説しています。

行政書士試験の出題範囲や配点について

 
 

合格基準

行政書士試験の合格基準は次のとおりとなります。

次の要件のいずれも満たした者を合格とします。
①行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者
②行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者
③試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者
(注) 合格基準については、問題の難易度を評価し、補正的措置を加えることがあります。
引用:行政書士試験研究センター

📝「行政書士試験の合格基準」について
行政書士試験の配点から合格基準に達するための得点は次の通りとなります。

👉行政書士の業務に関し必要な法令等科目:244点満点の50%=122点以上

👉一般知識科目:56点満点の40%=24点以上14問中6問正解する必要あり
👉試験全体:300点満点の60%=180点以上

📝「記述式が採点されない場合」について
行政書士試験は記述式抜きで次の得点の場合は記述式は採点されません。
👉記述式を入れないで法令科目と一般知識が合計120点に達しない場合
👉一般知識が24点に届かなかった場合

行政書士試験の合格基準点については次の記事で詳しく書いてますので是非見てください
行政書士試験の合格基準点について


 
 

 

行政書士試験の受験の手続きについて

試験案内の掲載・配布

・7月第2週の公示日からセンターホームページに掲載
・受験願書は、各都道府県庁や行政書士会などで配布される
・一般財団法人行政書士試験研究センターからも郵送してもらうことも可能

📝「7月第2週の公示日」について
👉「行政書士試験の施行に関する定め」によると公示は「7月の第2週に属する日」となっていますが、過去の公示日を分析すると月曜日に公示されることが多いようです。
詳しくは「行政書士試験の合格発表はなぜ長い?長い原因を調査しました! | 行政書士試験を独学で合格する方法 (kakedasi-se.info)」に記載しております。
 
 

受験申込みの受付

  • インターネットによる申込み:7月下旬から8月下旬まで
  • 郵送による申込み:7月下旬から8月下旬まで

※インターネットによる申込の方が期限が少し短めになっています。

 
📝「受験申込み」について
👉郵送による場合は、受験願書に同封された封筒を用い、簡易書留で郵送
👉インターネットによる場合は、一般財団法人行政書士試験研究センターが解説したインターネット出願ページから出願

受験申込みに関する情報は次の記事に詳しめに記載していますのでご活用ください。
行政書士試験の申込方法~可能なかぎり費用は抑えよう~


 
 

受験手数料について

7,000円
 
📝「7月第2週の公示日」について
👉  郵送の場合は、試験案内に同封されている専用の振込用紙により、郵便局の窓口で払込
👉インターネットによる場合は、出願画面に従ってクレジットカード又はコンビニエンスストアで払込
 
 

受験票の送付

10月中旬~下旬

受験票には受験番号、試験場等が記載されています。

 
📝受験案内で提示されている期限を過ぎても受験票が届かない場合は、速やかに「行政書士試験研究センター」まで連絡しましょう。令和2年度は10月26日までに届かない場合でした。
 

試験の実施

・例年11月の第2日曜日 午後1時から午後4時まで

 

試験結果発表・合否通知書の送付

  • 翌年1月第5週に合格発表
  • 受験者全員へ合否通知書を送付
 
📝行政書士試験の受験日から合格発表まで期間は長いことについては次の記事に解説していますので、是非見てください❕
👉行政書士試験の合格発表はなぜ長い?長い原因を調査しました!

 
 

合格証の送付

2月下旬頃に簡易書留で行政書士試験の合格証が届きます。

 

さいごに

 行政書士試験の概要や申込方法について解説していきました。

 また、資格試験はどうしてもある程度お金が掛かってしまします。

 当ブログでは、行政書士試験を無料で学習できるための情報についてもまとめていますので、併せてご活用いただければ幸いです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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