市販で流通している行政書士試験のテキストは様々な物があります。
独学で行政書士試験の受験を考えている方はどのテキストを使用していこうか迷う方も多いと思います。
行政書士試験を合格するためには合格した方を参考にするのが近道です。
そのため合格するためには合格した方が使用していたテキストをおすすめします
そこで、今回は行政書士試験を合格した方はどのようなテキストを使用していたのか。インターネット上で合格者が使用した調査しました。
●この記事で分かること
- 行政書士試験の合格者が使用していたテキスト
👉合格者が使用していたテキストを調査しました。結果をランキング形式で見ることができます。 - 合格者が選ぶテキストの共通点
👉行政書士試験合格者が選ぶテキストの共通点について知ることができます。
Contents
行政書士試験のテキストについて
行政書士試験対策用のテキストについては、市販で販売されているものでは、次のような教材が販売されています。
今回調査した行政書士対策用テキスト
●早稲田経営出版
合格革命 行政書士 基本テキスト 2022年度 (合格革命 行政書士シリーズ)
合格革命 行政書士 スタートダッシュ 2022年度 (合格革命 行政書士シリーズ)
●東京リーガルマインド LEC総合研究所 行政書士試験部 (編集)
2022年版 行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト 行政書士合格のトリセツシリーズ
2022年版出る順行政書士 合格基本書 【別冊六法付き】
●ユーキャン行政書士試験研究会
2022年版 ユーキャンの行政書士 はじめてレッスン
●伊藤塾
うかる! 行政書士 入門ゼミ
うかる! 行政書士 総合テキスト 2022年度版
● コンデックス情報研究所 (著, 編集)(元試験員が監修)
はじめてでもよくわかる!行政書士入門テキスト ’22年版 (2022年版)
●TAC行政書士講座 (著)
スッキリわかる行政書士 2022年度 (スッキリわかるシリーズ)
みんなが欲しかった! 行政書士 合格へのはじめの一歩 2022年度
みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2022年度
※調査した教材については、主要科目が網羅されたものに限定しております。
※合格者が使用していた調査件数:32件
行政書士試験のおすすめテキストランキング
📝行政書士試験おすすめテキスト ランキング
1位 うかる! 行政書士 総合テキスト 2022年度版
2位合格革命 行政書士 基本テキスト 2022年度 (合格革命 行政書士シリーズ)
3位 2022年版出る順行政書士 合格基本書 【別冊六法付き】
4位みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2022年度
インターネット上で拾い上げた行政書士試験合格者が使用していたテキストをランキング形式で調査しました。ランキングを作成するにあたっては、「行政書士試験対策用」で「試験科目」を網羅しているもので調査しました。また、通信講座の教材についても今回の調査では対象外としております。
1位 うかる! 行政書士 総合テキスト
✅合格者が使用していた行政書士試験テキストランキング1位
👉 合格者が使用していたテキスト調査件数:32件中10件
✅amazonに14点のイメージ画像があります。
✅行政書士基本書
✅本の長さ;840ページ
✅価格;3,300円
✅別冊六法有り
✅赤シート対応
✅本試験レベルの問題がWebに収録され、スマホから挑戦できる→リンク
📝口コミを紹介
書かれている平易ですが、内容は詳しく必要な情報の範囲を全て網羅していると思いました。行政書士基本書で2年連続売上1位とのことですが、読者の確かな目を信じれば良いと思っています。
行政書士試験の資格取得に必要な知識や情報の全容を知るためにとても有用なテキストでした。オールカラーで、重要度は項目ごとにABCに分類され、関係する判例も適宜紹介されていました。
用語の解説も詳しく、「Festina lente」はより深く知るためのアドバイスだと思いました。
本文だけでなく、編集も理解しやすくなるように配慮されています。様々な項目を用意しており、独習者の理解を助けてくれます。条文に対しても分かりやすい説明がありますので、取っつき難さを解消してくれました。
大切な箇所は赤字で書かれていますので、付属の赤の下敷きで隠せば文字は見えないように工夫されていました。可愛い人物のイラストも付されていますので、取っつき難さは皆無です。効率の良い学習が出来ました。
ハンディな『行政書士試験六法』も付録としてありますので、必要な条文にあたることができました。
巻頭の「ガイダンス」を見れば、学ぶべき範囲も見えてきます。関係法務の概要も知ることができますので、個別の勉強に入る前のつかみとして大切なポイントでしょう。
総務・人事の仕事を長くしていましたので、周辺でも行政書士の資格を取得した人を見知っています。仕事で必要な知識の習得に役立ちますし、行政書士の資格を得られれば将来の仕事にも生かせます。
憲法、民法、商法、行政法(特に多いですね)、基礎法学、一般知識などの出題数に応じて、テキストのページ数(説明文)も同様に加減されています。公務員試験を受けたことがある人は有利ですね。試験範囲がかなりかぶりますので。
法律系の専攻の方は当然有利な国家試験です。
合格率の低い国家試験です。近年は10%を少し超えていますが、それ以外の年度は大抵10%を下回る合格率を見ると受験のハードルが上がりますが、一方で近年の受験者数の減少傾向を見ると、リタイア後の勉強の励みにもなります。
合格基準点をクリアしないといけないのがネックです。バランスよく勉強しないと合格しないという難しさが伝わってきました。
出典:Amazon
2位 合格革命 行政書士 基本テキスト
✅合格者が使用していた行政書士試験テキストランキング2位
👉 合格者が使用していたテキスト調査件数:32件中8件
✅amazonに6点のイメージ画像があります。
✅本の長さ;848ページ
✅価格;3,300円
✅別冊六法有り
✅赤シート対応
早稲田経営出版は資格取得の専門予備校のTAC系列の出版社です。なお、TACが公表している行政書士試験の合格実績は2012年から2019年度で合計1383名の合格者を輩出してきました。2019年度は149名の合格者を輩出しています。
👉つまりTACの行政書士試験対策のノウハウについても本書に取り組まれていることが読み取れます。
なお、本書は私が行政書士試験を受験時に使用していたテキストになります。オススメのポイントとして、「行政書士 合格革命 肢別過去問集」と連動している点にあります。
私が独学で合格できた立役者は「行政書士 合格革命 肢別過去問集」にあると考えており、過去問集からテキストを参照する際には、シリーズもので出版されている「合格革命 行政書士 基本テキスト」を利用すると参照しやすい点につきます。
📝別冊で六法もついておりますので、六法の購入を検討しているかたも、別途六法の購入は不要になります。
📝口コミを紹介
昨今『独学大全』という書籍が売れていますが、「真に独学での合格を可能とする書籍として完成したのが」(3頁)本書を含むシリーズとのこと。確かに記載は充実してかつ判りやすく、適度なカラー印刷で見やすさもいいです。(シリーズ本間でのリファレンス機能もしっかりしています。)おまけに、巻末に「合格革命 行政書士 別冊六法」(全243頁のボリューム!)まで付いており、法令集を買う必要も一応ありません。極力出費を抑えてレーズナブルに学習を進めたい方には好適かと。赤シートも付いています。
出典:Amazon
3位 出る順行政書士 合格基本書
✅合格者が使用していた行政書士試験テキストランキング3位
👉 合格者が使用していたテキスト調査件数:32件中6件
✅amazonで試し読み可能。
✅本の長さ;814ページ
✅価格;3,080円
✅別冊六法有り
✅本試験レベルの問題がWebに収録され、スマホから挑戦できる→リンク
おすすめポイント❕
行政書士試験の合格者が使用していたテキストNo2はLEC東京リーガルマインドの「出る順行政書士 合格基本書」です。
LEC東京リーガルマインドは司法試験を始めとした受験指導予備校で全国に52校あります。開業以降40年以上の歴史があり、行政書士試験の受験指導を始めたのは1984年から始められているので30年以上の指導実績があります。当然、テキストにも今まで培ってきた試験対策のノウハウも豊富に積み込まれており、試験対策の1冊としては申し分ないです。
📝口コミを紹介
まず書籍体裁は、総頁数1000頁超で重さも1kg程ある鈍器級テキストで、反復学習向けの配慮も備えますが、分冊機能は乏しいので、携行学習には圧倒的に不向きです。
その書面は「青&黒」2色刷りの典型的な教科書と言え、彩色は本文中の重要語句強調に多用され、もし半透明の『青シート』を用意出来れば、目隠し反復学習も可能です。
一方の学習機能は、書面見開き状態の左右端部に『脚注(側柱)スペース』が用意され、講師からのアドバイスとして、試験アドバイス&事例開設等が併記されています。
併せて、各章冒頭にも『重要度判定』&過去の『出題傾向』が添えられ、ある程度は学習時間の効率配分にも役立ちそうです。
勿論、詳細な『索引&小口インデックス』も備えられ、振り返り学習が行い易いです。
尚、巻末付録と言える、200頁程の『コンパクト六法』だけは、分冊可能となっているので、全体質量を3割ぐらいを減らす事は可能です。
総じて、欲を言えば上述巻末付録だけで無く、教科書部分も幾つかに分冊出来る様にして欲しかったですが、名目通りの『合格基本書』としての学習機能は充実しており、机上にジックリ腰を据えて 問題集 と併用すれば、価格に見合う価値はあると感じます。
出典:Amazon
4位 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書
✅合格者が使用していた行政書士試験テキストランキング4位
👉 合格者が使用していたテキスト調査件数:32件中4件
✅amazonで試し読み可能。
✅本の長さ;1105ページ
✅価格;3300円
行政書士試験の合格者が使用していたテキストNo2はTACの「みんなが欲しかった! 行政書士の教科書」です。
TACは資格取得の専門予備校で前述のとおり多くの合格者を輩出しています。
「みんなが欲しかった! 行政書士の教科書」は1100ページを超える分量があり、市販されている基本テキストの中ではトップ級の厚さのテキストです。
重要度も分類分けされており、優先順位についても分かりやすい教材となっています。
★★★=優先学習テーマ
★★=ここまでは手を広げておきたいテーマ
★=余裕があれば取り組めばよいテーマ
📝口コミを紹介
行政書士の教科書。
憲法、民法、行政法、その他、六法の5分割可。赤シート付。
同社の出している「合格革命」シリーズと比較すると初心者向けの本となります。
合格を目指すということは変わらないので内容はほぼ同じですが、初めて勉強する方にも分かるように解説が丁寧になっている印象。
この本でも難しいという方には、シリーズに「はじめの一歩」がありますので先に勉強しておくと少し理解しやすくなると思います。
分割できるため持ち歩きやすく、ちょっとした隙間時間に勉強しやすい。
初めて受ける方や、1から勉強したい方向け。
出典:Amazon
合格者が選ぶ行政書士試験テキストの共通点
今回、合格者が使用した行政書士試験の基本テキストを調査するにあたって次のような共通点が見えてきました。
六法が付録としてあるもの
先ほど紹介した4教材に共通して「六法」がついています。
行政書士試験に合格するためには六法(別途六法の購入が必要?)が必要かどうかといった議論があったりしますが、テキストに分冊可能な六法がついています。そのため全くいなかったわけではありませんでしたが、使用した教材に行政書士試験六法と挙げている方は極々少数派です。
入門用テキストを使用している方は少ない
インターネット上で検索すると、行政書士試験を受験するならまずは、入門書がオススメされています。
私が調べた範囲では行政書士試験の入門書→基本テキストと進めていく受験生は少なかったです。
これは、法律初学者ではないため入門書は必要ないことや、2回目以降の受験のため入門書は使用していないことが考えられます。
いずれにしても、合格者のほとんどはは入門用のテキストを使用していないことが分かりました。
まとめ
今回の記事をまとめると次のようになりました。
📝行政書士試験おすすめテキスト ランキング
1位 うかる! 行政書士 総合テキスト 2022年度版
2位合格革命 行政書士 基本テキスト 2022年度 (合格革命 行政書士シリーズ)
3位 2022年版出る順行政書士 合格基本書 【別冊六法付き】
4位みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2022年度
✅テキストの選びに共通していること
①別途六法がついているテキスト
②入門用のテキストを使用している人は少ない
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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