行政書士試験:市販の模試を活用して合格を勝ち取ろう

 「行政書士試験を勉強する上で、模試を受けた方が良いの?」と疑問を持つ方は多いと思います。

 

 10年以上前の私からしてみれば、「模試を受けるために休日を費やすなんて屈辱的だ!」と思う時期がありました。それは置いといて、結論から申し上げますと行政書士試験の市販の模試は受けといた方が良いです。

 

 「市販の予想模試しか受けていない癖によく言うよな!」という読者の声も聞こえてきそうな気もしなくはないですが、今回は行政書士試験の模試のメリットについて紹介します。

行政書士試験:市販の模試を活用して合格を勝ち取ろう!

◎市販の模試のメリット

受験する年の4月下旬から模試に取り組むことが可能
・出題される可能性が高い(取り組んだ問題の何問かは出題される)問題がある
・本試験の問題体系に早い内からなれることができる

 

「模試」って言ったらどんなことをイメージしますか。10年以上の前の話ですが、私の中にある模試のイメージは貴重な土日の内の一日を無駄にして、返ってきた結果も悲惨という記憶しか残っていません。

 

 もしかしたら、私と同じ気持ちを持つ同志が多いのか、行政書士試験の模試で一番受けたであろう伊藤塾で4000名くらいなんですよね。ちなみに令和2年度の行政書士試験の受験者数は41,681名なので10%も満たないわけです。※申込者数は54,847名です。

 予備校に通われている方や、通信講座を受講されている方は模試は料金に含まれていそうなので、自ら模試を受けに行くという強者はそんなに多くなさそうです。

 

 公開模試で一番早くから実施している所はLECですが、それでも7月中旬から始まる訳です。

 

 「しっかりと復習しましょう」ということをまず伝えたかったことですが、厄介な所は得点ができなかった場合は、見直すのが面倒になり、得点が取れた場合は成績表を見て自分に酔ってしまうことがあるからです。

 

 まあ学生時代は模試を受けたのは良いけど、復習しなかったので点数が取れない現実を知って、そのまま放置というパターンでした。

 

 何も得ていない訳だから時間をとてつもなく無駄にしていたというのは言うまでもありません。

 

市販の模試のメリットは、早いものでは4月の下旬ころに発売され、早期に模擬試験問題に取り掛かれるからであることです。

 

 行政書士試験の模擬試験のほとんどは、9月以降に実施されます。なぜ、9月以降なのかとなると恐らく需要が多いからと思われます。

 

 行政書士試験は、7月の2週目に公示され、7月末から8月末に申込期間があってとなるとそれ以前の時期に模擬試験を実施するのは資本主義上、採算が取れないであろうことは、私にでも分かる気がします。

 

だからこそ、模擬試験を9月に実施されると思われますが、9月に初めて模擬試験を受けるというのは遅すぎると思うんですよね。

 

 だって、その段階で100点もいかなかったら、私ならその年受験することすら辞めそうです。

 

 そういう気持ちになりそうだから、行政書士試験を当日受験しない組も多く存在するのでしょう。※令和2年度では10,000名以上の受験者が当日の受験を辞退されました。(申込者数:54,847名 - 申込者数:41,681名 = 13,166名の辞退)

 

 せっかく高い受験料(7,000円)払ったのに辞退するなんてもったいないですよね。

 

 そこでオススメしたいのが市販の模試で学習が1周終わった段階ですぐ取り掛かるのを推奨しています。

 

 模試を解くとおよその実力が把握できます。たとえば、市販の模試を解いた時期が6月から7月なら、その段階で100点ちょっとだったとしても、本試験までに合格点まで伸ばすことができるからです。

 

 余談ですが、なぜ100点ちょっと?は私が初めて市販の模試を解いた時の点数がそれくらいだったからです。そして、1~2週間ごとに市販の模試に挑戦するという学習に取り掛かったのです。

 

 私は、政治・経済・社会の学習を市販の模試で出題された部分で補うという形で学習を決めていたので、早くから市販の模試に取り掛かっていたわけですが、市販の模試を早めに受けて本当に良かったです。

 

 

 なぜなら、当たり前のことですが、記述式対策をきちんとしなくてはならないというのをそこで気づくことができたからです。

 

 これが、9月に模試を受けてその点数(=100点程度)だったら、間違いなくリタイアしていました。

 

 そういった事情もあり、市販の模試を早めに受けることをお勧めします。私の経験上から6月頃には1回受けることをお勧めします。

 

 

 3回分(計180題)もあれば、そのうち何題か当たるのは当然にも見えますが、解いた所が出るのであれば、効果的な学習であることは言うまでもありません。模試のより多く解くのと覚える時間を考慮すると早めに受けるべきでしょう。

 

 

 実際どれくらい、出題されたかは把握してませんが、私の場合、市販の模試を10回分取り掛かったことで合格することができたのでしょう。

 

 ただし、私の素の能力が低いのか、政治・経済・社会を市販模試のみで対策したが、8問中2問しか正解できなかったので、そのことについては「的中してないじゃん!と」当時おもいました。

行政書士試験対策用:市販の模試はどれくらいあるのか

 
試験会場に模擬試験を受験すると、本試験への会場慣れや試験問題慣れに役立つことができます。
 
 
 会場慣れはできませんが、試験問題に慣れるという点については、市販の予想模試で対策できます。

 市販で流通している模試は大手書店のHPでの書籍検索結果等から次の6種類があります。

・合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試
・行政書士最強の模試
・2021本試験をあてるTAC直前予想
・うかる!行政書士直前模試
・出る順行政書士 当たる!直前予想模試
・行政書士2021年法改正と完全予想模試―元試験委員が監修!

どれを使用すれば良いか、迷われる方も多いのではないでしょうか。

そこで、紀伊国屋書店・蔦屋書店・丸善ジュンク堂書店「行政書士 模試 2020」のHPで検索して検索し、年間で売れている順で調査しました。

順位についてそれぞれの書店の順位を合計し低い順につけております。また、合計値が同一の場合は上位の順を含む方を上位しております

市販の模試6種類を比較

 

 

1位:合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試

📝「合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試 2021年度」の特徴
・販売日:2021/4/23
・模擬試験3回分収録
・直前まで使える、知識整理に最適な「直前総まとめ」を、巻末に掲載
・出版社:早稲田経営出版
  合格革命シリーズを出版

※アマゾンで試し読みができる:合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試

 

行政書士最強の模試

 

📝「行政書士最強の模試」の特徴
・販売日:2021/7(予想:例年7月)
・模擬試験3回分・本試験問題1回分を収録。
・出版社:東京法経学院
 
 
例年7月に販売されているものの、模試の売上では上位を維持しています。模試の回数も3回分あるのも良い点です。
 

2021年本試験をあてる TAC直前予想 行政書士

📝「2021年本試験をあてる TAC直前予想 行政書士」の特徴
・販売日:2021/4/25
・模擬試験3回分・本試験問題1回分を収録。
・全3回分の予想問題は、TAC行政書士講座講師陣が知恵を絞り、過去の出題傾向の詳細な分析の結果、良問を厳選して収録
・無料解説特典動画あり
 
 
LECからも市販の模試が販売されています。模擬試験3回分と本試験1回分が収録されておりますので、本試験の問題にも取り組むことができるのが良い点です。
 

うかる!行政書士直前模試

📝「うかる! 行政書士 直前模試 」の特徴
・販売日:2021/5/20
・模擬試験2回分を収録。
・特別付録として、行政書士試験対策指導のプロである伊藤塾のノウハウを凝縮した「合格への特別講義」を収録

出る順行政書士 当たる!直前予想模試

📝「出る順行政書士 当たる!直前予想模試 」の特徴
・販売日:2021/5/20
・模擬試験3回分・本試験問題1回分を収録。
・高配点の記述式問題は、LEC専任講師の特別無料解説動画が見られる特典付き!
 

 

行政書士2021年法改正と完全予想模試―元試験委員が監修!

📝「行政書士2021年法改正と完全予想模試―元試験委員が監修!」の特徴
・販売日:2021/4/22
・模擬試験2回分。
 

 

 

まとめ

 市販の模試は本試験形式での問題演習もでき、時間配分等の立てた戦略が通用するかを試す絶好の機会となりますので、是非活用していきましょう。

 最後まで読んできただきましてありがとうございました。

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