行政書士試験 情報通信の独学勉強方法(独学合格のITエンジニアが解説)

 今回は、行政書士試験、情報通信の独学での学習方法がテーマです。

 近年の出題傾向の分析と私が実際に学習した経験と解説します。

行政書士試験の情報通信は学習するべき科目

 行政書士試験の情報通信は一般知識で足切りにならないために必ず学習するべき科目と言えます。

 情報通信は一般知識科目で毎年3問から4問出題されます。一般知識の科目は14問で56点分の配点があり、そのうちの12点から16点が配点とされています。

科目配点五肢択一式多肢選択式記述式
基礎法学8800
憲法282080
行政法112761620
民法7636040
商法・会社法202000
政治・経済・社会28~3228~3200
情報通信・個人情報保護12~1612~1600
文章理解121200
合計3002162460

 

 一般知識の科目では、6問を正解しなければ、政治・経済・社会では28点から32点配点があるのに情報通信に力を入れるべきなのでしょうか

 

①情報通信は一般知識の中で得点しやすい科目

 行政書士試験の情報通信は「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」などの法律や「IT用語」などが頻出で出題されます。

 

 政治・経済・社会の出題範囲と比較すると頻出範囲が明確である分、対策しやすい科目と言えます。

 

 一方で、政治・経済・社会は試験範囲が膨大で得点が難しいことも踏まえて、一般知識で足切りを回避するためには、文章理解・情報通信で得点することが重要です。

 

 

②「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」は法令科目と同じような学習で対策できる

 一般知識の科目の中で情報通信の「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」においては法令科目と同じような感じで学習を進めることができます。

 

 政治・経済・社会は知っているかどうか、文章理解については読解力について求められますが、情報通通信についても「IT用語」については、知っているかどうかとなりますが、対策を取りやすい科目と言えるでしょう

 

情報通信の頻出分野について ~手の広げすぎには注意~

 

 情報通信は必ず学習すべき科目ですが、過去の出題されたからと言ってすべての問題に対して覚えていく必要はありません。

 

 例えば、平成30年度では欧州データ保護規則(GDPR1)については、出題を予想するのが困難な内容となります。総務省 国民のための情報セキュリティサイト 用語辞典でもカバーはできていません。 

出題年度問題番号問題内容
令和2年度問55インターネット通信で用いられる略称に関する出題
令和2年度問56行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律に関する出題
令和2年度問57個人情報の保護に関する法律に関する出題
令和元年度問54情報や通信に関する略語等の組合せ
令和元年度問55通信の秘密に関する出題
令和元年度問56放送または通信の手法に関する出題
令和元年度問57個人情報保護委員会に関する出題
平成30年度問55欧州データ保護規則(GDPR1)に関する出題
平成30年度問56個人情報保護法に関する出題
平成30年度問57個人情報保護法に関する出題
平成29年度問54用語の組合せの問題
平成29年度問56情報技術に関する問題
平成29年度問57情報公開法制と個人情報保護法制に関する問題
平成28年度問54用語の組合せの問題
平成28年度問55情報技術に関する問題
平成28年度問56情報公開法制と個人情報保護法制に関する問題

 

 行政書士試験の情報通信は「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」などの法律や「IT用語」などが頻出で出題されます。

 

 ただし、毎年の出題されているわけではなく多少偏りがあります。

 

 これらの4つの出題範囲を押さえて対策していくことが大事です。

 

 

情報通信はどのように学習すれば良い

では、実際に情報通信はどのように学習すればよいのか?

まずは、私が実際に学習した勉強方法及び試験結果の反省点をを踏まえて紹介します。

 

●私が実践した学習方法

①「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を1ページ1分程度で解いていく

 私は基本的に過去問をくといった学習方法を取りました。目標とする学習時間は1ページ1分、ページを開き左に問題文、右に解説があるので、問題を見てすぐに解説を読む形で問題と解説をセットで2分間で学習していきました。問題集の集会を重ねれば、1ページあたりの時間も徐々に減少していきます。情報通信で頻出の「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」「合格革命 行政書士 肢別過去問集」の学習できます。

 

②予想模試で出題された情報通信の問題は覚える。

 この学習学習方法は資格の学校等の分析力に頼った学習方法になります。

 なお、私は本試験までに市販の予想模試を10回分取り組み、情報通信の問題については、かなりの回数を読み込みました。

 

情報通信の独学学習提案~独学での学習経験と本試験の結果を踏まえた結果~

 私は、本試験では、5肢択一式問題:3問中3問正解できましたが、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」の問題を解けるようになっていきます。情報通信の用語についてもある模試を繰り返していくうちに解けるようになっていきます

 以上のことを踏まえて、行政書士試験の憲法を独学で学習する場合は次のとおりです

①情報通信の(「個人情報保護法」・「行政機関個人情報保護法」・「情報公開法」)については「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で対策可能

 私が、行政書士試験の情報通信で使用した教材は「合格革命 行政書士 肢別過去問集」です。繰り返していくうちに情報通信の法令科目は得点できるようになっていきます。

 

② 情報通信のIT用語についてはまずは市販の予想模試で対策可能

 IT用語については、市販の予想模試で出題されたところは押さえておきましょう。まずは、市販の予想模試で出題された内容を押さえ、そこから手を広げていくのが良いです。

 

 今までどのような情報通信用語が出題されたか見てみれば対策も容易くなります。

情報通信対策IT用語まとめ

 

 以上になります。6ヵ月の学習期間でそこそこ取れるようになっているので、学習方法としてはあながち間違っていないと思います。

 良いとところはぜひ活用いただき、悪いところは反面教師としてご活用いただければ幸いです。

 以下は他の科目の学習方法となります。よろしければご覧になってください。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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