行政書士試験独学合格体験記~学歴が無くても6ヵ月で1発合格できた体験談~

Contents

はじめに

”行政書士試験合格”兼”ITエンジニア”の駆け出しSEと言います。

サイト名と管理人名の由来は、サイト作成時にちょうどITエンジニアとして働くことができたからです。

ITエンジニアとして働くことができていますが、実は「行政書士試験」に合格しています。しかも「学習期間は約6ヵ月の独学一発合格」できているわけです。

しかも、私は、学歴も高くなく、働きながら、そして家事・育児も行いながら合格できました。

 私は行政書士試験の受験に掛けた想いも強く、そして資格を取得できたことを誇りに思っています

 この記事では行政書士試験に独学で合格できた経験をこれから受験勉強される方に独学で合格するために参考となれるように体験記を執筆しております。

学習期間が6ヵ月であるので決して高い点数ではありませんが、比較的に短い期間で合格できました。
なお、当時子供が1歳と割と忙しい時期であったので、合格できたのは隙間時間を上手く活用できたからなのかなと個人的に考えております。


これから受験される皆さんも勉強を続けていく上で、「このまま続けて本当に合格できるのだろうか」「この勉強方法で大丈夫なのだろうか」と悩む時期はほとんどの方がきっと来るでしょう。
私は結果として、6カ月で合格できたものの苦労はしました。

全ての人に通用する必勝の勉強方法は存在しません。受験生各々でスタイルを確立していかなければなりません。 ただし必勝の勉強方法は存在しませんが、ほとんどの方が失敗してしまうような勉強方法は存在します。


是非、紹介する勉強方法や体験記を見ていただき、良かった点は勉強スタイルの確立に、悪かった点はもし同じような勉強をされているのであれば見直す機会を提供できればと思います。

行政書士独学合格体験記で伝えたいこと

  • 管理人の最終学歴は専門学校卒業です。
    👉行政書士試験は学歴が高くなくても独学で合格できます。
  • 働きながら、半年で合格することは可能です。
    👉効率的に学習すれば、半年で働きながら独学合格することができます。

行政書士試験の受験を決めたきっかけ

行政書士試験の受験を決めた皆さんはどのようなきっかけで受験を決めましたでしょうか。

私は、人生これから生きていく上での選択肢を広げたかったからという点につきます。


「今のあなたにできることはなんですか?」そう問われたら、きっと当時の私は何も答えることができなかったでしょう。

当時の職場にしがみ付いて、定年まで勤めあげる。それはそれで、良い人生の選択肢であったのかもしれません。

ただ当時の私は職場にしがみ付いて生きていくしかできないと思っている視野が狭い状態でした。

行政書士の資格を取得して独立・開業するという目的で私は受験を決めたわけではありません。


自信をつけたい!」そして「人生の選択肢を広げたい!」 それが私の受験動機でした。

行政書士試験を受験するに当たり最初に行ったことは、本試験の過去問を解きました。

いきなり、本試験の過去問に取り掛かったのには理由があります。

・たいていの資格試験は、過去問を回せば、合格点にたどり着く。
・ビジネス実務法務検定2級の学習経験があった。
・行政書士試験を甘く見ていた。

 

こういった安易に考えて受験勉強を開始しました。
昨年の試験である平成28年度の本試験の過去問を解いたわけですが、得点は86点と6ヶ月の学習期間で合格するのは厳しいと思われる点数でした。

ちなみになぜかこの時の過去問で「多肢選択式問題」が良い感じで解け、本試験(※24点中6点)で大誤算を作ってしまう要因だったりします。

2017年5月 行政書士試験の勉強を開始

なぜ「5月」から?この時期から始めたのは行政書士試験をなめていたからです。

教材自体は4月に買いそろえていましたが、当時は「危険物乙4」「宅建」「行政書士」の3つを同時に取ろうと考えていました。

 試験は8月に危険物乙4、10月に宅建、11月に行政書士試験であったため、4月の段階では行政書士試験の勉強を始めていなかったのです。そのため、勉強の開始時期が5月となりました。

 なお、行政書士試験の本試験の過去問を解いた後、宅建の受験をあきらめました。運が良かったのか、宅建は断念したものの、「行政書士試験」と「危険物乙4」は合格できました。

運よく2つ資格試験に合格したものの、行政書士試験については、余裕がある点数ではありませんでした。

行政書士試験は1年に1度しか受験することができないので、よほど自信がなければ複数の資格試験を同時期に受験することは控えた方が無難です。

「たられば」の話になりますが、4月から行政書士試験の勉強に取り組めば、190点より高い点数で合格できたのかもしれません。

 頑張れば頑張るほど、記述の結果で合否が決まる受験生の方は、合格発表までそわそわし落ち着くことが難しくなります。私は、合格発表までの他の勉強等手つかずの状態となりました。

何も手を付けることができないという状態は時間がもったいないです。合格発表日まで安定した精神状態を保つことも含め、記述抜きで180点以上取れるのがベストです。

 話しがそれましたが本試験の過去問を取り組んだ結果、ビジネス実務法務検定2級の資格を持っていて少しは法律ができるのではないかという自負があったので、多少なりとも持っていた自信を失いました。

 今思えば、ビジネス実務法務検定2級を取得したのが2010年と取得からかなりの年月が経っていたのに自信を持っていたことが少しおかしいですが…

 ただ、結果論の話になりますが初めに本試験の過去問に取り組んだことは正解でした。
なぜなら、早い段階で自分の実力を知ることができ、本試験に向けて対策を講じることができたからです。

 テキストを通読若しくは基礎問題集に取り組んでから、本試験の過去問に挑戦という方も一定数いると思います。本試験の過去問で実力を図りたいという理由で後回しにされる方もいることでしょう。

 個人的には、テキストを通読する際に本試験の過去問に触れているので正確な実力を測れるのかという点については私は疑問に思っています。それなら市販されている的中した実績があるような「予想模試」に取り組むほうが有効であると考えます。

 いきなり取組み思うように点数がとれないことは多少失いますが、目標は「本試験で180点以上の点数をとること」ですので、まだ本試験の過去問を解いていない受験生は、ぜひ本試験の過去問から取り組んでいただいて、全体像を掴むことをお勧めします。なぜなら、一時的に自信を失う事のデメリットと早期に本試験の過去問に取り組み敵を知るメリットを比較すれば、メリットのほうが大きいからです。

なお、私は4月に行政書士試験を受験するために買った教材は、「テキスト1冊」と「本試験の過去問集」のみです。

ネットで調べた必要な教材は多すぎる

流石に「このままじゃまずい!」と思うようになりました。

そしてスマホで

「行政書士試験 勉強時間」
「行政書士試験 独学」と検索して情報収集を始めました。


すると

  • 「独学での行政書士試験の勉強時間は800時間から1000時間かかる」
  • 「独学での行政書士試験は法律学習経験者ではないと難しい」

というネガティブな情報でした。

 独学での合格した人の必要な教材をみると、テキスト、過去問、六法、判例集、市販の模試、一般知識用の教材(公務員試験対策の速攻の時事とか…)
 今はアフェリエイトという言葉も知り得て実際には必要ない教材もたくさん紹介されていたのだと分かりました。


 結局おすすめ教材の名前だけを覚えて、教材探しに本屋に行きました。

📒独学で行政書士試験の合格までの学習時間は800時間から1000時間と言われているが・・・

✅なお、私が行政書士試験に挑戦した時期は5月から始めて、全体を通して1日3時間の勉強時間を確保しましたので、
3時間×30日×6ヵ月=540時間
と最後の1ヵ月の追い込み時期は、毎日必死に追い込みしていました。
その当時の勉強時間についてはどれ位学習したか覚えていませんので、総時間は600は勉強していたと思います。
標準の学習時間よりは少ない時間で合格はできたと思います。

 当時の総学習時間から考慮すると、ネットで紹介されているテキスト、過去問、六法、判例集、市販の模試、一般知識用の教材をすべてこなす今でも無理と断言できます。
 1日3時間でトータル540時間で合格するには、他の人よりも効率的にやらなければいけないということを実感しました。
 

合格革命 行政書士 肢別過去問集を見つけて勉強開始

 当初の予定では、基本テキストと本試験過去問集(過去5年分)を繰り返して解いて合格を目指すつもりでした。

 ビジネス実務法務検定2級を含むおおよその資格試験はその勉強で通用したからです。ただ行政書士試験の本試験の過去問を実際解き、この2つの教材だけでは合格不可能と判断しました。

 ビジネス実務法務検定2級の学習経験も行政書士試験に通用しないですね。ステップアップの資格として「行政書士試験」が紹介されてますが、ビジネス実務法務検定で得た知識で行政書士試験の点数が取れるかというとほとんど取れないといった感じでした。「民法、商法・会社法、個人情報保護法」など被っている部分もありますが、問題の質が違います。

 

「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を選んだ理由はフィーリングです。

 とにかく直感でこの問題集を中心に進めていくことにしました。

合格革命 行政書士 肢別過去問集が直感で良いと思ったわけ

 

 「合格革命 行政書士 肢別過去問集」が直感良いと思った理由は、過去30年分の過去問を1問1答できるからにつきます。

 過去30年分の正誤が理解できれば、ある程度問題は被り問題も解けるようになると判断したからです。

 また、本試験レベルの問題にピンポイントで取り組むことができます。

 当時、効果的な学習として「エビングハウスの忘却曲線」について知った時期でもあってこの問題集をひたすら繰り返し定着させようと計画しました。

 

 

試験範囲1周目、日々の過ごし方

受験生の皆さんは行政書士試験の勉強時間はどのように確保していましたか。

仕事を定時で帰宅できる会社であればアフター5の時間を有効活用できますが、定時で帰宅できるのはまだまだ少数派ですよね。

 ちなみに私の当時のスケジュールは次のような感じでした。

仕事がある日のスケジュール

0700 起床
0720~0810 バスにて通勤
0830~1900 仕事
1915~2010 バスにて帰宅
2020 帰宅
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通勤時間を有効に活用すれば行政書士試験に合格できる 


 

概ね上に書いている感じで日々生活しておりました。

当時は息子が1歳と寝る時は両親一緒に寝ないと寝てくれないといった状態でした
また寝かしつけに1時間以上かかることも多く、自宅での勉強時間を確保するのは難しかったです。

ただ同じような状況で勉強時間が確保できず悩んでいる方も多いと思います。

勉強時間を確保しないと合格まで持っていけない、ただ自宅での勉強時間を増やそうとすると家族に迷惑を掛けてしまいます。

家族が出来てから私の学習時間はバスの通勤時間とお昼休みの勉強が中心となっていきました。

試験範囲1周目の学習~合格革命 行政書士 肢別過去問集を活用

 

私の行政書士試験の学習時間の大部分は

・0720~0810の約50分
・1200~1300の昼食を除いた休憩時間
・1915~2010の約55分

 

でしたので、鞄の中に入る教材の量も限られていたので、「テキスト」と「過去問集」の2つの教材を持っていくのがやっとでした。

仕事がある日に学習を進めるにあたっては進捗や科目によって多少変更がありましたが、だいたい次のように進めていきました。

①「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を解いていく

・0720~0810の約50分の時間帯は合格革命 行政書士 肢別過去問集を解いていきました。解き始めは法律の知識も乏しいので、1問ごとに問題文を見て、解説を見てといった感じです。ページを開いて左に問題文、右に解説といった構成になっている点も良かったです。

 

② テキストを使用した学習

1200~1300の昼食を除いた休憩時間は出勤時に学習した内容で分からない部分をテキストを用いて昼休みに学習します。
ここで注意したのはは昼休みの時間で出勤時に分からなかったところを時間内で終わらせるように意識しました。
全く分からないところの理解は時間を多く必要とします。理解できるところから理解していきましょう。
近年では、通信教育で動画で学ぶコンテンツが増えています。合格者は、動画の講義を複数回繰り返して学習していった状況が読み取れます。
動画講義でも1回目で理解できる人は稀です。だからと言って、学習中いちいち止めたりしないですよね。(それどころか1.5倍速や2倍速で講義を受けるなどといった繰り返しを重視しているようにも感じます。)
テキストの読み込みは、テキストの内容を理解するではなくて、解けなかった肢別過去問集の問題を理解するために学習していきました。

 
 
 
③ 帰宅時間は出勤時間と同じページを解いていく。
1915~2010の約55分の時間帯は行政書士試験の学習をしている時期にちょうどエビングハウスの忘却曲線の理論を意識して、午前中に進めた肢別過去問集の内容をその日の帰宅時に再度解き直していました。帰宅時は仕事の疲れで新たなページに取り組む気力も無かったので出勤時に1度解答を見たページをもう一度解いていくスタイルにしました。1度解いた内容なので、問題が解けて楽しいといった感覚で学習できました。その結果、仕事で疲労があっても学習に取り組むことができました。

勉強が辛いときは音声講義を使用する

ほとんど毎日、行政書士試験の勉強はしていましたが、

「できないときはできない」

という状況はありますよね。

私は5月から「合格革命 行政書士 肢別過去問集」に取り組みましたが、1周終えたのは6月中旬ごろだったんですね。

できなかった日は音声講義の教材を利用していました。

更に、1ページ1分のペースも守れたり守れなかったり、ただ目標を立てて学習していたので「タイムプレッシャー」を用いた効率的な学習ができていたのかと思っています。

ちなみにタイムプレッシャーとは簡単に言うと時間に制限を設けることで集中力が増し作業も効率的に行うことができるものです。


そういう時は私は中古で購入した「行政書士集中合格講座」シリーズを使用しておりました。
この教材は教材を開きながら音声講義を聞いて勉強すると基礎を身につける事が可能です。
私はその日までに学んできたところを、通勤時間やお昼休み、自宅での勉強で教材を開く気力がない場合に聞き流すスタイルで勉強していました。
 

音声教材を聞き流す勉強は、新たに知識を得るというよりかは、今まで学んできた内容を振り返り定着に向いています。とにかく続けることが大切と伝えたいです。

ですので、YouTubeの動画講義もいいかもしれません。私のように音声講義でも良いかもしれません。

<関連記事>
行政書士試験:外出先で教材を開けない場合→音声教材をフル活用しよう!

行政書士試験に音声教材 イメージ図

行政書士試験の学習動画を紹介(YouTubeで掲載されている動画を科目ごとに紹介)

 アプリならポチポチできるのであれば、行政書士試験のアプリを使用して学習するというのもありです。

一通り学習終了後、休日に予想模試に挑戦する

合格革命 行政書士 肢別過去問集」を解いた週の休日に市販の予想模試を解いていきました。

ちなみに本試験の過去問は、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で触れていると考え、過去5年分の本試験の過去問は1回使用しただけでお蔵入りとなりました。

 

平日は、3時間通しで学習する時間は確保できないですよね。

本試験に慣れるためには通しで慣れるまで解く必要性を感じていたので、休日に挑戦です。

より集中するために図書館の学習室で取り組みました。

実際に予想模試を解いて見た感想です。

 
法令科目の五肢択一式問題

実際に解いていくと、法令科目等の得点が前回より選択肢を絞れるようになりましたし、得点も伸びてきました。

多肢選択式問題

前回よりも解けているのかといった感覚でした。

記述式問題

得点できる記述はできなかったものの、何となく埋めることができました。

一般知識等の五肢択一式問題

ほとんど勘で解きました。個人情報保護・情報通信については、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」で触れている部分もあったため、多少絞れるようになりました。
 文章理解については相性が良かったのか時間を掛ければ解けました。
 

 

予想模試を解いて今後の対応を検討した結果

 予想模試を解いて、次のような形で学習を進めていくことにしました。

①法令科目の五肢択一式問題
「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を周回して解ける問題を増やしていく
②多肢選択式問題
記述式問題集の中に多肢選択式問題があるので、その問題を取り組むことで対応
③記述式問題
記述式問題集を解き進めることで対応
④一般知識等の五肢択一式問題
情報通信分野については「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を周回、その他は市販の予想模試で出題された問題、その周辺知識に限って学習
 
 
 

2周目以降の学習で成長を実感することができました。

①法令科目の五肢択一式問題
「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を周回して解ける問題を増やしていく
→「合格革命 行政書士 肢別過去問集」は解くスピードは格段に上がりました
・「合格革命 行政書士 肢別過去問集」は往復の通勤で2回解いていたので実質3回目ですが、それでも忘れるものは忘れます。ひたすら繰り返して、解ける問題・理解できた問題を増やしていきます。
(補足):エビングハウスの忘却曲線によると、1時間でも56%、1か月後には79%忘れます。私の場合「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を1冊終えるのに1か月近く掛かりました。そのため、1日に2回解いていたとしても、解けない問題は多々ありました。それでも問題数が過去30年分と豊富で肢別に分けられているので、すぐに似たような問題を解くことができ、記憶への定着は良かったと感じております。
 
②多肢選択式問題
記述式問題集の中に多肢選択式問題があるので、その問題を取り組むことで対応
→「合格革命 行政書士 肢別過去問集」、「記述式問題」を解いていくうちに空欄に当てはまる選択肢を何となく理解、成長を実感
 
③記述式問題
記述式問題集を解き進めることで対応
→記述式の問題は読むだけでは、記述できるようにはならないので、1周目は問題・解答・解説を見ながらひたすら解答をパソコンに打ち込んでいきました。2周目以降は1度解いているので、問題に応じて,書いていったり、読むだけにしたりと使い分けをしていました。特に過去に出題された記述式の問題は出ることを無いと思われるので、スルーしました。回数を重ねれば重ねるほど市販の予想模試での記述式で得点できるようになっていきました。
 
④一般知識等の五肢択一式問題
情報通信分野については「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を周回、その他は市販の予想模試で出題された問題、その周辺知識に限って学習
→一般知識(政治・経済・社会)の分野については、市販の予想模試で出題された問題の周辺知識を学ぶといった対策をとりました。対策ノートを作り、1度出題された問題は確実に解けるようにしました。ただし、ノートの作成等に膨大な時間が掛かった点が反省点です。
 

危険物乙4の勉強を再開、そして合格

平成29年8月27日に危険物乙4の試験を受験しました。

4月に学習が一通り完了していたとはいえ、直前に何もしないまま試験に挑むのは合格できないので試験日1週間前は「危険物乙4」の勉強に専念しました。

対策を十分に取れたおかげで試験を終えた直後に合格を確信しました。

さて、行政書士試験の前に危険物取扱者乙4の勉強をして合格しましたが、

行政書士試験まで残り1ヵ月前

試験日まで残り1ヵ月となっていれば、勉強の進行状況が思うように進まないと焦りが生まれます。

私自身、合格革命を1周終えてから、可能な限り週末の休みを利用して予想模試に取り組んでいました。

当初は1週間に1本を確実に取り組もうと思っておりましたが、予想模試を利用した復習が間に合わなかったり、危険物乙4の勉強をしたりと6月中旬から始めた予想模試の回数が1ヵ月前でようやく10回分を終えることができました。

市販の予想模試を4冊分購入しましたが、最後の1冊を全部使用することを断念しました。

今までやってきたことを記憶に定着させる方が合格できると判断しました。

予想模試では最後の3回まで合格点を取れなかった。

 本試験1ヵ月前まで、市販で販売されている予想模試で合格点をを取れることができなかったのです。

法令科目の5肢択一式問題では「合格革命 行政書士 肢別過去問集」の成果が出て安定して得点できました。

ただ、記述式問題を解けるようになるまで、時間が掛かりました、一般知識等の問題で特に政治・経済・社会の問題は正答率は高くなかったです。

文章理解は相性が良くほとんど正解で、情報通信は周辺知識も含めた模試の復習の効果があってか正答率が上がっていきました。

 

 

ただ、着実に実力を伸ばしていけました。8回目の予想模試でようやく合格点を取ることができました。10回目の予想模試で始めて200点を超えることができました。

 

本来であれば、購入した予想模試は1か月前にはすべて解き終えて、総復習をしている予定でした。

総復習することと、購入した市販の予想模試を使いきることを天秤にかけた結果、市販の予想模試を全て解き終えるのは諦め、総復習に入りました。

危険物乙四の勉強をしている時間があれば、解き切ることは可能であったでしょう。

これまで、取り組んできた、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」、「記述式の対策本」「予想模試で学んできた一般知識対策」をひたすら試験日まで繰り返して学習することで備えることとしました。

結果として、予想模試に取り組まず総復習に切り替えたのは正解でした。

それでも、残り1か月で取り組まなくてはいけない総復習の量を考えるとプラス2~3週間ほど期間が欲しかったです。

運よく合格することができたものの、当時の知識では受験する年度によっては合格できない可能性が高かったので、本当に危なかったです。

総復習に取り組む期間は個人差があると思いますが、試験範囲が膨大である行政書士試験において、1ヶ月では期間が短いので余裕を持って取り組むことをお勧めします。

本試験1週間前も引き続き総復習 ただしスピード超UP

 

1ヶ月前から総復習に取り組んで、1週間前は何か特別なことをしたのかという変わらず総復習をしていました。

ただ、総復習するにあたって、今まで学習してきたことを素早く復習するような感じです。

正直、この時期の学習に効果があったかどうかは微妙でした。

 

今まで行政書士試験で学んできた学習内容をすべて覚えている方は稀です。

そのため出来る限り試験範囲を何度でも繰り返して記憶に定着させる必要がありました。そのためにはペースを上げなければ数多く試験範囲全体を網羅することはできません。

そこで、以前書店で購入した1分間勉強法といいう本に書いてあったやり方で、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」と記述式の問題集をとにかく素早くそして毎日復習していきました。

 
 

※日常から取り組んでいなかったので、本に書いてあるように1分で読破することはできず、素早く目を通す程度です。なお、「1分間勉強法」は私は身につけることができず、後日断念しております。

 

一般知識等の総復習

私の中で一般知識等は鬼門でした。

そのため、今まで予想模試で取り組んできた一般知識等の問題をまとめて作成した資料をひたすら読み返していました。

今まで解いてきた一般知識等の問題及びその周辺知識は完璧に覚えました

ただし、この年の本試験では山崎豊子さんの著作の問題や金正恩の問題など対策していない問題ばかりであったため、一般知識等の(特に政治・経済・社会)は悲惨な結果となっていたのでこのやり方が正しかったかどうかは微妙なところでした。
情報通信では、得点できていて、鬼門の一般知識等の足切回避ができたのでしたので情報通信分については良かったと言えます。

寝つきが悪くなる・体調が悪化する

 

量をこなして、やり切った感がでると、頭が冴え中々寝付けなくなりました。
ただ、今まで取り組んできた予想模試の結果があまり良くなかったので、可能な限り勉強しなければという気持ちになりました。

予想模試で最後のほうは合格点を取ることができていたので、踏ん張れば合格できるという思いから無茶をしていました。

夜遅くまで、勉強してやり切った感で中々寝付けなくて、栄養ドリンクに頼り1週間勉強してきました。運がよく本試験日まで身体が持ちましたが、本試験を終えて程なくして体調を崩しました。

ベストな試験1週間前の過ごし方とは

試験後、後日体調を崩した経験もしたので過度に追い込み勉強することは個人的にはあまりお勧めしません。体調管理は徹底しましょう。

無理のない学習計画を立て模試など合格点を取れるレベルに持っていけるのであればマイペースに!

私のように合格できるかどうか微妙なラインの方は過度に勉強時間を確保しようとします。本試験日に体調を崩さないように学習していきましょう。本試験日1週間前の過ごし方としては、手本となるような過ごし方ではありません。

なお、私は別の資格試験で体調を崩して受験を断念したことがあります。頑張った度合いが大きいほど悔しい思いをするので、体調はしっかり整えましょう。

追い込みの疲労でお昼前に起床

疲労が溜まっていたので、起きれなかったです。

連日深夜2時頃まで勉強してそのまま仕事という生活+寝付けない時期だったので、休みの日に疲労が来たのでしょう。

朝食兼昼食を食べてから図書館の学習室に行きました

図書館に行くも、ルーティンだけ終えてすぐに帰宅

朝起きれなかった時点で予定が大きく崩れました。

前日は、時間を掛けて総復習をする予定でした。けれども、思ったより体調が優れず、集中力が持たなかったので、平日に熟した内容(合格革命、記述式、一般知識のまとめの速読)をしてすぐに帰りました。

時間が無いのと試験当日の準備をまだしていなかったので、気になって集中力が持ちませんでした。

試験当日の準備

図書館から帰宅後、本試験に備えて持ち物の準備をしました。

何度も当日の持ち物をチェックしていました。

普段、予想模試で蛍光ペンも準備したのを覚えています。

蛍光ペンが使用できる試験は私が今まで受けてきた試験に無かったので新鮮でした。

そして早く寝る

起きた時点で予定が崩れてしまっていたので修正ができませんでした。

割り切って、早く起きて勉強する!と心に誓い早めに寝床につきました。

 

いつも通りの朝を迎える。そして試験会場へ

前日に「次の日は早く起きて勉強する」と心に誓って早く寝床についたにも関わらずいつもよりも遅く9時に起床しました。睡眠をたくさん取ったほうが試験に集中できると言い訳を作り、睡眠を取りました。

朝食を食べ、すぐさま試験会場に出発しました。
当時、新潟県に在住していたため、試験会場は観光スポットでも有名な朱鷺メッセで11時前には着きました。

 試験開始2時間前であったため、受験生は少ないのではないかとも考えていましたが、そうでもないようです。行政書士試験のテキストを開いていられる方がいましたので、私も便乗してテキストを開いて最後の勉強を開始しました。

 集合時間は午後0時20分で、その時間までに試験会場の指定された座席に着席していなければならないため、やはり他の受験生の皆さんも全体的に早めに来られていました。

 軽く昼食を取り、いざ試験会場へ入りました。

普段はイベント等で使用されている場所であり、そこで500人以上の方が受験されます。

1つの会場内に500人近くの方がいると中々重々しい雰囲気でした。

さらに目立っていたのは空席の数です。
およそ5つの席のうち1つの席は空席でした。

いよいよ本試験開始

午後0時30分に注意事項の説明が始まりその30分後に本試験が開始されました。

●基礎法学
問題1から問題2の内容は知識として持っていましたそのためすぐに解くことができました。
2問中2問正解しました。

●憲法
問題3から問題7の5問は得点源としていたこともあり、全問正解を狙っていましたが(全問正解したかのような感覚でしたが、)絞り切れなかった問題で1問間違えて5問中4問正解しました。

●行政法
問題8から問題26の19題は日頃の「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を繰り返し解き身につけた知識で19問中16問正解

●民法
問題27から問題35の9題は最後の一択まで絞り切れなかったものも多く、更に絞り切れなかった問題をほどんど間違えてしまい、9問中5問の正解

●商法・会社法
問題36から問題40の5題は民法の逆パターンで、最後の一択まで絞り切れなかった問題があるものの運よく全問正解の5問中5問

●多肢選択式問題
勘違いの手ごたえでした・・・解けた気がしただけの24点中6点の大誤算でした。
合格者の中で、多岐選択式問題の得点でランキングを作ると最下位近くであることでしょう。
※なお、模試などでもここまで正解が低くなることが無かったので答え合わせのときは何度も見直しました。

●記述式
本試験時にフリーズしました。
問題44~問題46の3問(内行政法1問、民法2問)の問題で出だしの行政法がさっぱり分かりませんでした。
10分くらい考えて結局分からないまま、次の民法の2体に取り組みました。
結果、60点満点中24点


●一般知識等(政治・経済・社会(問題47から問題53及び問題55)
こんなことがあるのでしょうか?中々の鬼門揃いで、さっぱり分かりませんでした。
勘で絞るものの、全然正解できず、結果8問中2問の正解
答え合わせ時は頭の中が真っ白になりました。
足切の可能性が見えたからです。


●一般知識等(情報通信・個人情報保護法)(問題54問及び問題56、問題57の3題)は勉強の成果が出ました。
全問正解の3問中3問正解、


●一般知識等(文章理解)の問題58から問題60の3題は得点源であり、今回も安定した正解でした。
結果3問中3問正解

本試験を終えてそして帰宅

自己採点の結果は記述抜きの166点でいわゆるボーダーライン上の受験生でしたが、受験終了時は、記述抜きで180点取れた気でいました。


余った時間で無理やり行政法の記述の解いて(推定0点)本試験を終えました。

試験終了後、他の受験生が帰路の中、試験問題について楽しそうに話していました。通学生のメリットですよね。羨ましい気持ちになりました。

帰宅後、ずっとそわそわしていました。
解答速報が出たらすぐに答え合わせをしました。

結果は前述のとおりです。
記述式以外で166点だったので、記述問題で14点以上を得点しなければならないボーダーラインに立ち、更に行政法は推定0点(解答と真逆に答えた)というおまけつき!

民法はポイントは押さえているものの完璧な解答ではなかったため、約3か月間そわそわすることとなります。

時は金なり、しかし無駄に過ごす

 

行政書士試験を終えて、受験勉強から解放されました。


しかしどちらかといえば合格に近い、記述式抜きの166点ボーダーライン上でしたので、通勤中はずっとスマホをいじってました。

この時、初めて記述式の「鬼採点や甘々採点」といった言葉を知り、さらに平成29年度は鬼採点だろうといった意見がネット上に多く見られ、不安が増していきました。


記述式の配点をネット上に予想されている方もおり、その基準で行くと不合格の場合もあり、ずっとスマホで自分が合格できるような記述式の配点の記事を調べました。

 

 

補正措置にも期待を寄せる

今年度は易化されたと言われていましたが、一般知識等(政治・経済・社会)については難問だったと感じていました。
そのため、すがる思いで補正措置の可能性について、スマホで調べていました。

※補正措置とは…問題が難しすぎて合格者が少なくなりすぎるときなどに合格点を下げる救済制度平成26年度の試験の合格点が166点となった。

 

本試験1週間後、体調を崩す

普段仕事がある日はスイッチが入っていると思います。


そのため、1週間難なく過ごしましたが、金曜日の夜から体調を崩してしまいました。

土日は寝込んだまま過ごすこととなりました。

プチ燃えつき症候群?通勤時間勉強できない。

試験日まで限界まで勉強して、普段の日課のバス通勤時に勉強できなくなってしまいました。

1日2時間×60日(合格日までのおよその出勤日数=120時間

120時間も有効に活用できなかったことになります。

勉強よりも試験結果について意識が言っていたためです。

合格発表日

2018年1月31日に合格発表日でした。

結果が気になりましたが、仕事中であったため、昼休みまで結果はお預けの状態でした。

ネットでの反応を見ると、なかなか合格発表のページにアクセスできなかったらしいです。私は昼休みの時間帯であったためスムーズにアクセスできました。

番号を確認すると、ありました。

その日は定時ですぐに帰宅し、家族に合格を知らせました。

合格通知書

数日後、合否通知書が届きました。

択一式は自己採点の通りで、記述式については24点取れていました。

合格できて本当に嬉しかったです。

合格後、そしてこれから

 

合格できたことで私の行政書士試験への挑戦は完了しました。

現在は行政書士として開業ではなく、ITエンジニアとして勤務して日々勉強しています。

今後の目標として、行政書士を始めとした資格取得の経験を活かし、個人で学習アプリや教材を作りたいと考えています。

さて、ここまで長い体験記を読んでいただき、ありがとうございました。

 

本ブログでは、学歴が低くても独学で行政書士試験に合格できる勉強方法について紹介していきますので、よろしければ他の記事も是非読んでいただければ幸いです。

行政書士試験を半年・独学で合格した経験や近年の出題傾向の調査した結果から独学での勉強方法について執筆しております。

 

 行政書士試験を独学で合格するためには実際に合格した人が使用していた教材について知り、参考にすると効果的に学習を進めることができます。
 そこで、インターネット上で調査できる合格者が利用している教材を調査しランキング形式にした記事を作成しました。

行政書士試験の教材
合格者が使用している市販で販売されているテキストについてランキング形式で知ることができます。
合格者が使用している市販で販売されている記述式問題集についてランキング形式で知ることができます。
オススメの六法や必要性について知ることができます。法令を無料で見れるリンクを設置しています。
 
 

合格体験記が掲載されているサイト

📝合格体験記が掲載されているサイト
<通学・通信>
LEC
・2014年から現在に至るまでの豊富な合格体験記あり
2019年度の合格率が45.7%を超えているますが、「2019年度パーフェクトコース(合格に必要なインプット講義・演習・模試をパッケージ化した商品)を申し込まれた方のうち、コース内に含まれる模試3回全てを受験した方のうち、いずれか1回でも模試の得点が180点以上を超えた方を指します。」とあるようにかなり優秀な方の統計のみを計上しているという点は意識しておく必要がある。
伊藤塾
・2019年は60件以上の合格体験記あり
合格率の公表は無いが、合格体験記の数から合格者数を輩出している。体験記も読みごたえがあるものが多く参考になる
<通信>

フォーサイト

・96名の合格者インタビュー、475名の合格体験記あり
フォーサイトは通信講座サービスを開講している会社の一つで、2020年度の合格率は41.3%を誇っています。なお、よくある「フォーサイト合格率」は弊社標準学習期間以上、学習した受講生の合格率となっております。フォーサイトでの標準学習期間は6ヵ月とあるので、「フォーサイト合格率」はフォーサイトで標準学習期間は6ヵ月を超える方が対象になっているようです。その点を抜いても高い合格率を誇っており、合格体験記の数も多くあるため、独学で学習するために参考になります。また、資料請求をすると「書籍プレゼント」があり、書籍の内容については学習の参考になる資料請求の際に電話番号が必須でなく、勧誘の電話がないところも良い。
クレアール 
・令和2年度は70名の合格体験記あり(累計300名分の合格体験記掲載)
合格者数や合格率についての公表はない。インターネットで検索すると資料請求でよく先着100名に「非常識合格法」の書籍を無料プレゼントという広告があるが、毎月先着100名なので入手可能。資料請求の際に電話番号が必須でなく、勧誘の電話がないところが良い。
アガルートアカデミー
・年度毎に30名以上の合格者インタビューの記事あり

令和2年度では驚異の合格率67.2%を記録している。※ただし、合格率は,アガルートアカデミー有料講座受講生の合否アンケート集計結果から算出しているため(合格者数を受験者数で除して算出)他の講座提供している所と比較は難しい。
<その他>
行政書士試験!合格道場
・毎年30名以上のの合格体験記あり
行政書士試験!合格道場は無料で行政書士試験の過去問を解くことができるサイトです。本サイトは解説も優れており、学習する上で非常に参考になります。合格体験記では使用した教材についても記載がある点も非常に参考になります。
 

 

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